エプソン、低価格ビジネスプロジェクターなど6モデルを発表 | RBB TODAY

エプソン、低価格ビジネスプロジェクターなど6モデルを発表

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今回発表された6モデル
  • 今回発表された6モデル
  • 価格と販売時期
  • 「EB-X8」
  • 「EB-X8」
  • 「EB-X8」
  • エプソン販売 取締役マーケティングセンター長の中野修義氏
  • 低価格市場が伸びてきている
  • ボタンを押してから約5秒で投写開始
 セイコーエプソンは20日、都内で記者会見を開催しオフィリオプロジェクター6モデルを発表した。今回新たに発表されたプロジェクターは「EB-S8」(9月中旬発売:予想市場価格 5万円台後半)、「EB-X8」(9月中旬発売:予想市場価格 7万円台後半)、「EB-W8」(9月中旬発売:予想市場価格 8万円台後半)、「EB-S62」(9月中旬発売:予想市場価格 4万円台後半)、「EB-85」(10月上旬発売:標準価格 178,000円)、「EB-826W」(10月上旬発売:標準価格 198,000円)。

 「EB-W8」、「EB-X8」、「EB-S8」は新たなスタンダードモデルとして投入された機種で、「EB-W8」が解像度WXGA、「EB-X8」がXGA、「EB-S8」がSVGAとなる。サイズは幅295×奥行き228×高さ77mm、重量2.3kgで、従来より30%小型化、重量は従来より18%軽量化されている。また昨年までの機種は2200lmだったが、新規の200W E-TORLランプの採用によって2500lmとなり光効率をアップしている。PCとUSB接続するだけで画面を投射できる(初回にソフトウェアをインストールしておく必要がある)のも特徴で、従来のようにPCにRGB接続をしたのちPC上で出力設定を行うなどの手間がかからない。

 エプソン販売 取締役マーケティングセンター長の中野修義氏は、2007年下期から2008年下期にかけてのプロジェクターの価格帯別構成比の推移を示しながら、「ここ最近は10万円未満の構成が増えてきており、昨年下期からは6万円未満の市場も伸びてきている」と解説。6万円未満の市場の伸びの要因はSVGAタイプ。「SVGAのプロジェクターは世の中からなくなったと思われていたところが、低価格で顧客の賛同を得てきている」と説明した。

 さらに、ユーザーサイドの製品に対する見方がより現実的になってきており、ハイスペックよりも必要十分なスペック、最先端よりもニーズに合った技術(あれば良いというものよりも、より必要とされる技術)が重要視されてきている結果であるとし、ユーザー発想・ニーズ発想による価値“ビジネス・ユーザビリティー”を追求していくと強調した。今回同社が市場に投入するスタンダードモデルは、機能強化をしながらも全て10万円以下で、しかも5万円以下のモデルとして「EB-S62」をラインナップすることにより、成長分野を強化していく戦略だ。

 セイコーエプソン 映像機器事業部副事業部長の森山佳行氏は、プロジェクターの世界市場について「昨年のリーマンショック以来、市場が縮小してきた。しかし2009年以降は10%の市場の伸びを見込んでいる」と説明。「台数ベースで8年間連続世界シェアNO.1を獲得し、2008年には22.8%を占めた。EB-W8、EB-X8、EB-S8といった低価格帯の製品でさらにシェアを伸ばしていく考えだ」と話した。

 エプソン販売プロダクトマーケティング部部長の皆川浩一氏は編集部に対して、「プロジェクターは買い替えというよりは買い増しになるだろう。おそらくプロジェクターは会議室や打ち合わせスペースに置きっぱなしになっているか、あるいは1台をいろいろな会議室に持って移動するケースが多いと思う。この価格帯ならば買い増しすることも容易だ」と回答した。

 氏は会見ではWXGAモデルについても触れた。氏が示した国内市場規模の資料では、2007年下期 6.4%、2008年上期 9.1%、2008年下期 16.6%とWXGAモデルの市場が拡大してきている。同社では昨年からWXGAモデルを本格展開してきたが、今回も“ワイドモデル”として「EB-W8」を投入し拡大を図る。

 これら低価格帯の製品に対して「EB-85」「EB-826W」は文教市場向けに販売していく製品となっている。「EB-85」は明るさ2600lm、解像度XGA。サイズが幅327×奥行き250×高さ95mm、重量約3.1kg。「EB-826W」は明るさ2500lm、解像度WXGAで、サイズ・重量は「EB-85」と同様だ。

 同社がこの市場に製品を投入していく背景のひとつとして文部科学省が掲げるスクール・ニューディール政策が挙げらる。同政策では、学校設備のICT化などが盛り込まれているが、実はプロジェクターも周辺機器として認められているという。皆川氏は「授業のなかでデジタル素材を利用し大きく写しながらわかりやすさを追求していく機会が増えていく。プロジェクターの教室内の利用は今にはじまったわけではないが、今回のスクール・ニューディール政策によってさらに(導入が)加速すると考えている」と回答した。政策により全国44万教室にプロジェクターが導入されていけば、市場シェアは拡大すると見込む。

 会場ではポータブル書面カメラ「ELPDC06」(標準価格:53,000円/税別)と組み合わせたプロジェクターの活用もアピールされていた。ポータブル書面カメラはEB-825/826W/85とUSBケーブルで接続し、机の上の教材などを投映することが可能な製品。折りたたんで収納できるコンパクトさも特徴だ。デモにあたっていたスタッフは「学校の先生が生徒に教科書を見てもらいたい時に○ページのどこを見てくださいと指示するとみんな下を見てしまい、生徒がちゃんと指摘した場所を目で追っているかどうかもわからなかった。最近は前の黒板にマグネットのスクリーンを貼って指示をしており、先生は授業が進めやすくなるというメリットがある」と解説した。
《RBB TODAY》

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