米SAS、7,000万ドル規模のクラウド・コンピューティング施設を建設 | RBB TODAY
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米SAS、7,000万ドル規模のクラウド・コンピューティング施設を建設

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 米SAS Institute Inc.(SAS)は現地時間3月19日、3万8,000平方フィート(約3,530平方メートル)のクラウド・コンピューティング施設を建設中であることを発表した。

 ホスト型ソリューションに対するニーズの高まりを受け、同社のOnDemandソリューションとホスト型ソリューション提供のためのデータ処理能力を拡充するのが狙いで、研究開発部門の大半(1,400名以上)が従事するノースカロライナ州キャリーのSAS本社では、研究開発職の新規雇用が創出される見込みとのこと。

 施設には、1万平方フィートのサーバファームを2つ設置。「サーバファーム1」は2010年半ばの稼働開始を予定しており、以降3〜5年間のデータ増加に対応できる。「サーバファーム2」は、予備施設として建設され、サーバファーム1が80%の容量に達した時点でハードウェア面のインフラストラクチャが設置され、運用開始する予定だ。

 施設はキャリーの本社キャンパス内に建設される。また同施設は、水とエネルギーの保全に関するLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)基準に準拠した形で建設され、投資の約60%はノースカロライナ州を対象とする。設計と建設には約1,000人が従事する予定だ。本社キャンパス内に建設中のエグゼクティブ・ブリーフィング・センターと同様に、持続可能な建設方法によって材料のリサイクルが促進されるとのこと。

 SASのCEOジム・グッドナイト氏は、「今回のプロジェクトは、不況にも関係なくSASが成長と革新を継続していることの証しです。ホスト型ソリューションに対する需要の高まりを背景に、SASは、ノースカロライナ州とキャリーの地域社会に対して、さらなる投資を行う機会を得ることができました」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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