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KDDI、次世代IT基盤「KDDIクラウドサーバサービス」を提供開始

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クラウド・コンピューティングの概念
  • クラウド・コンピューティングの概念
  • 「KDDIクラウドサーバサービス」は視覚的にシステム構築・運用が可能
  • 「KDDIクラウドサーバサービス」の構成
  • 仮想アプライアンス操作画面
  • 提供料金
 KDDIは24日、国内TELEHOUSE内に構成したクラウドコンピューティング環境にファイアウォール、ロードバランサーから、Web、OSなどの主要アプリケーションを組み込んだ、次世代IT基盤「KDDIクラウドサーバサービス」を発表した。6月5日より提供開始する。

 「KDDIクラウドサーバサービス」は、KDDIが国内データセンターに設けた仮想プライベートデータセンターにおいて、アプリケーションを組み込んだIT基盤としてグリッド環境を提供する、PaaS(Platform as a Service)型ソリューションサービス。ユーザは、カプセル化された仮想アプライアンスから利用したい機能を選択してバーチャルにシステムを構築できる。操作性を重視した「専用ポータル」(Webブラウザ)を利用することにより、簡単な操作でシステム構築に必要なファイアウォール、ロードバランサー、Webサーバ、データベースなどをオンラインで視覚的に構築・運用できる。

 顧客データは、グリッド内の複数サーバ間でミラーリングされるため、万一の故障時にもデータが失われることはなく、他サーバへの影響を遮ることもできる、プライベートデータセンター上では、KDDIが用意したアプリケーションだけでなく、ユーザ側既存のWebアプリケーションを稼働させることもできる。また、LAMP (Linux、Apache、MySQL、PHP) などの代表的なWebアプリケーションのシステム構成を、テンプレートで提供。テンプレート内の仮想アプライアンスを簡単にカスタマイズしたり、ユーザ独自の仮想アプライアンスを簡単に作成したり、各仮想アプライアンスを組み合わせた独自のテンプレートを作成するといったことも可能。また、個別のアプリケーションに対して、使用するリソースの上限値を割り当てることもできるなど、スケールも柔軟に対応する。障害対策については、24時間365日、ネットワークからサーバ機器までを、KDDIで常時監視を行い一元的な対応を行う。

 提供料金は、データを複数のサーバに分散して管理することによる堅牢性や他のグリッドへマイグレーションできることによるサービスの可用性を重視するエンドユーザ向けの「仮想SYSタイプ」と、専用ポータルからのカスタマイズやグリッドのリソースを自由に使えることの価値を重要視するSIベンダー向けの「仮想DCタイプ」の2タイプとなる。
《冨岡晶》
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