NVIDIA、OpenCL 1.0フルサポートを表明〜CUDA並列コンピューティング・アーキテクチャが対応 | RBB TODAY

NVIDIA、OpenCL 1.0フルサポートを表明〜CUDA並列コンピューティング・アーキテクチャが対応

 米NVIDIA(エヌビディア)は9日、Khronos Group(クロノスグループ)よりあらたに公開された演算API「OpenCL(Open ComputingLanguage)」の1.0仕様のフルサポートを発表した。

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OpenCLにおける並列処理の概念
  • OpenCLにおける並列処理の概念
 米NVIDIA(エヌビディア)は9日、Khronos Group(クロノスグループ)よりあらたに公開された演算API「OpenCL(Open ComputingLanguage)」の1.0仕様のフルサポートを発表した。NVIDIA CUDA、超並列コンピューティングISA、ハードウェア・アーキテクチャの提供により対応を行うもの。

 なかでも開発環境であるCUDA(Compute Unified Device Architecture)は、GeForce/Quadro/TeslaシリーズGPU用の開発環境で、C言語をはじめ、Java、Fortran、Pythonなど、さまざまな業界標準言語をサポートしているのが特徴だ。CUDAは、すべての並列コンピューティング・インターフェイスをネイティブサポートしており、OpenCLをシームレスに実行できるよう設計されている。CUDAアーキテクチャは、スーパーコンピュータからワークステーション、一般消費者向けPCまで、幅広いコンピューティング・システムに組み込まれており、今日では2万5000人以上の開発者が、CUDAを用いて積極的な開発を行っているとのこと。

 NVIDIAのCUDA担当ジェネラル・マネジャー、マンジュ・ヘクデ氏は「OpenCLの登場は、コンピューティング業界にとって素晴らしいニュースであり、NVIDIAとしては、GPUコンピューティングを普及させる新規格の策定で積極的な役割を果たせることを嬉しく思います。また、AppleがOpenCLの陣頭指揮を執っていることについても嬉しく思います。GPUが今後、一般消費者向けアプリケーションの中で不可欠な役割を果たすという彼らの認識は、コンピューティングの歴史の中で重要なマイルストーンとなります」とのコメントを寄せている。

 Khronos Groupは、オープンでロイヤリティ無料の業界標準API仕様の策定と開発の支援を行う団体で、OpenCL 1.0は、クロスプラットフォームに対応するパーソナルコンピュータ、サーバおよび携帯・組み込みデバイス向けのオープンでロイヤリティ無料のAPI仕様となる。6か月前のアップル社によるドラフト仕様提案を受けて、OpenCLは3DLABS、Activision Blizzard、AMD、Apple、ARM、Barco、Broadcom、Codeplay、Electronic Arts、Ericsson、Freescale、HI、IBM、Intel Corporation、Imagination Technologies、Kestrel Institute、Motorola、Movidia、Nokia、NVIDIA、QNX、RapidMind、Samsung、Seaweed、TAKUMI、Texas Instruments、Umea University(スウェーデン・ウメオ大学)を含む、業界のリーディングカンパニー・研究機関によって、仕様策定と承認作業が行われていた。なおOpenCL 1.0発表と同時に、ローレベル2Dベクター・グラフィックス・アクセラレーション向けのAPI仕様である「OpenVG 1.1」も発表されている。
《冨岡晶》

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