三洋電機、TIなど8社、非接触型充電の業界団体「Wireless Power Consortium」設立に参加 | RBB TODAY
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三洋電機、TIなど8社、非接触型充電の業界団体「Wireless Power Consortium」設立に参加

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 エレクトロニクス製品の充電機能の利便性向上を目的とした業界団体「WirelessPower Consortium」(略称: WPC、WPコンソーシアム)が現地時間18日、設立を発表するとともに、香港のサイエンス・パークにおいて第一回カンファレンスを開催した。

 現在WPコンソーシアムには、ConvenientPower Limited(コンビニエント・パワー)、Fulton Innovation LLC(フルトン・イノベーション)、Logitech SA(ロジテック)、National Semiconductor Corporation(ナショナル・セミコンダクタ)、Royal Philips Electronics N.V.(フィリップス)、Sanyo Electric Co. Ltd.(三洋電機)、Shenzhen Sang Fei Consumer Communications Co. Ltd.(深セン桑菲消通信有限公司)、テキサス・インスツルメンツの8社が参加している。

 現在、携帯電話、インターネット対応機器、ポータブル・プレーヤーなどの機器において、たくさんの充電コードや、重くかさばるACアダプターの使用が問題となっている。ABIリサーチ社の調査によれば、2008年には携帯電話だけでも世界で13億台が販売されると予測されている。WPCは、ワイヤレス・パワーおよび非接触型充電に関する各種テクノロジーを集約した標準規格の確立を目指す団体。5W(ワット)以下の電力で動作する低電力のエレクトロニクス機器向けに、世界的な汎用ソリューションの供給と利便性向上を促進するための協力関係を構築するのが狙いとなる。この標準規格に準拠するエレクトロニクス製品では、製品と充電ステーションが互いに認識し合い、充電動作を実行できるようになり、同一のバッテリーおよび充電ステーションを使用することで、異なるブランドの異なるポータブル機器を自動的に充電できるようになるという。

 テキサス・インスツルメンツのバッテリー・チャージ・マネージメント製品の責任者であるマスード・ビヘスティ氏は「このワイヤレス・パワーに関する世界的なイニシアチブに参加することに興奮をおぼえます。ワイヤレス・パワーおよび非接触型充電向けの共通の標準規格を確立することは、この分野の製品の市場受け入れの促進に役立つのみならず、すべてのユーザーに高い利便性を提供すると確信しています」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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