アカマイ、エッジサーバをクラウドコンピューティングの分散処理に使う技術 | RBB TODAY

アカマイ、エッジサーバをクラウドコンピューティングの分散処理に使う技術

エンタープライズ その他

「EdgeComputing」を説明する米アカマイ・テクノロジーズRalf Schafer氏
  • 「EdgeComputing」を説明する米アカマイ・テクノロジーズRalf Schafer氏
  • サービスを提供するアプリケーションのモデル。WebTierとBusinessTierが一体となって動作をする
  • EdgeComputingを採用した場合のモデル。WebTierの一部を切り出しアカマイのエッジサーバ上で動作させることで、分散処理が可能となる
  • アカマイ代表取締役社長の小俣修一氏
  • EdgeComputing アライアンスの選考基準。いずれも高い技術力を求める基準だ
  • クラウドコンピューティングでのサービス提供者、EdgeComputing アライアンスの参加企業、アカマイの関係。サービス提供者はEdgeComputing アライアンスの参加企業にソフトウェアの月額利用料金を、アカマイには処理量に応じた従量課金で料金を支払う
 アカマイは12日、クラウドコンピューティングにおける分散処理技術「EdgeComputing」に関するアライアンス「EdgeComputingアライアンス」の結成を発表した。

 EdgeComputingは、これまではクラウドコンピューティング内ですべて行っていた処理の一部をアカマイが設置したエッジサーバに分散させる技術。例えばこれまでは商品の検索サービスでは、検索から画面の表示まですべての処理をオリジンサーバだけで行っていた。EdgeComputingでは、オリジンサーバが出力した検索結果をエッジサーバが受け取り、画面を生成するといった分散処理が可能となる。

 エンドユーザはEdgeComputingに対応したサービスにアクセスすると、エッジサーバは分散処理に必要なアプリをオリジンサーバから自動的に受け取り分散処理を行う。そのためエンドユーザは、これまでのアカマイのCDNと同じようにEdgeComputingの存在を意識する必要はない。

 米アカマイ・テクノロジーズのRalf Schafer氏がEdgeComputingの仕組みを説明した。オリジンサーバで動作するJavaアプリを「WebTier」と「BusinessTier」に分けて説明。EdgeComputingでは、WebTierの一部を切り出してエッジサーバ上で動作させる。この切り出しの作業だが、各モジュールがHTTPで通信をする設計だと工数が少なくて済む。

 このEdgeComputingを促進するアライアンスが「EdgeComputing アライアンス」だ。参加企業はEdgeComputingに対応したサービスを開発。これらのサービスはアカマイが、日本はもとよりワールドワイドに紹介する。

 アライアンスには何かしらの技術に特化して開発を行っていること、外注ではなく自社の社員が開発を行っていること、アカマイが提供するドキュメントだけで開発を進められること、の3つの選考基準がある。いずれも高い技術力を要求する基準だ。アカマイ代表取締役社長の小俣修一氏は、「Javaが普及していく過程でたくさんのベンチャー企業が出てきた。クラウドコンピューティングも同じように、7社のベンチャー企業に手を挙げてもらった」と期待を寄せる。

●EdgeComputing アライアンスの参加企業
 クラスメソッド
 セカンドファクトリー
 デジタルクルー
 デフィデ
 バーチャルテクノロジー
 プリファードインフラストラクチャー
 リトルソフト
《安達崇徳》

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