【iEXPO2008 Vol.2】NEC、IAサーバ「Express5800シリーズ」の製品群を2系統に絞り込み | RBB TODAY
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【iEXPO2008 Vol.2】NEC、IAサーバ「Express5800シリーズ」の製品群を2系統に絞り込み

エンタープライズ その他
NECの第二コンピュータ事業本部本部長の庄司信一氏
  • NECの第二コンピュータ事業本部本部長の庄司信一氏
  • Express5800が目指す方向性。これまでの安心、柔軟、快適に「環境」が加わった。これに伴いロゴも一新し、丸みを帯び、環境をイメージさせる青と緑が付けられた
  • これからのコンピュータシステムの形。クラウドコンピューティングに進化すると、データセンターには高性能でフレキシブルなサーバが、オフィスにはシステムのレスポンスや信頼性を高めるためにカスタマイズされたサーバが必要だとする
  • DataCenterLineの概要。あらたに発表したモデルだけではなく、従来の「ftサーバ」「SIGMABLADE」「iモデル」「InterSec」「ECO CENTER」「スケーラブルHAサーバ」などもDataCenterLineとしている
  • DataStationLineの概要。設置する環境によって、水冷や省スペースなどの特徴を持つ“こだわり”製品が選べる
  • NECが今回発表したExpress5800シリーズ。左からB140a-T、iR110a-1H、Windows Home Serverをバンドルした110Ge、水冷式の11Ga
 日本電気(NEC)は11日、IAサーバ「Express5800シリーズ」の新製品を発表した。また、これまで4系統に分けていた製品群を2系統に改めた。

 Express5800シリーズはこれまで、「大企業/データセンター」「中堅企業」「中小企業/部門」「SOHO/個人事業主」の4系統に分けられていた。今回の新製品からは、データセンターに設置する「DataCenterLine」とオフィスや店舗など現場に設置する「DataStationLine」の2系統に絞られた。

 NECの第二コンピュータ事業本部本部長の庄司信一氏は「2つのラインを明確にして、市場を拡大したい」と説明する。「クラウドコンピューティングを進化させることがコンセプト」ともしており、すべてのデータや処理がデータセンターに集中するのではなく、オフィスや店舗のサーバが補完する形が最適だとした。

 DataCenterLineは、省電力や、サーバが増えてもメンテナンスの手間を軽減する「リモート管理/制御機能」、仮想化やシステム統合環境に対応する「高いスケーラビリティ」を特徴とする。

 新製品としては、26日出荷予定の6コアのXeonプロセッサー7400番台を採用した4Wayラックサーバ「Express5800/R140a-4」と、4Wayブレードサーバ「Express5800/B140a-T」がある。また2009年1月には、Core 2 Duoプロセッサー T9400を採用した1Uハーフサーバ「iR110a-1H」を出荷する予定だ。iR110a-1Hは、待機電力を従来比で約23%削減、リモート管理におけるセキュリティを強化した「EXPRESSSCOPEエンジン 2(強化版)」を搭載、RAID 0/1/5/6に対応などの特徴がある。

 これまでの製品では、「ftサーバ」「SIGMABLADE」「iモデル」「InterSec」「ECO CENTER」「スケーラブルHAサーバ」などもDataCenterLineに属することになる。

 一方のDataStationLineの特徴は、リモート制御や高可用性などの「メンテナンスフリー」、静音、省スペース、省電力、防塵機能などの「設置環境性能」、さまざまな利用環境に適用する「カスタマイズ性」の3点だ。

 DataStationLineとしてあたらに発表したのは、SOHOや個人事業者向けのファイルサーバに適した「Express5800/110Ge Windows Home Serverバンドルモデル」がある。また、環境に応じて構成が変えられる「カスタマイズサーバ」も発表した。
《安達崇徳》
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