日本HP、2万円台のシンクライアント製品2機種を新発売〜HP ThinProとWindows XP Embeddedを搭載 | RBB TODAY
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日本HP、2万円台のシンクライアント製品2機種を新発売〜HP ThinProとWindows XP Embeddedを搭載

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 日本ヒューレット・パッカードは1日、シンクライアントの新製品2機種を発表した。

 Linuxベースの独自OS「HP ThinPro」を搭載したセキュリティ重視のエントリーモデル「HP t5545 Thin Client」と、Microsoft Windows XP Embeddedを搭載した拡張性重視のスタンダードモデル「HP t5630 Thin Client」となる。いずれもブレードPCなどと組み合わせて提供する「HP Remote Client Solution」やサーバ・ベースド・コンピューティングのアクセス端末、あるいは単体で利用するネット端末として最適なモデルになっているとのこと。

 プロセッサにはVIA Eden 1GHzを採用、チップセットにVIA Chrome9 HC3グラフィックスを内蔵するVIA VX800を搭載し、低消費電力ながら高速なパフォーマンスを実現した。グラフィックス出力端子としてはDVI−D(デジタル)とDsub(アナログ)の2種類を備え、2画面の同時出力が可能となっている。そのほか端子には、レガシーデバイスが使用できるシリアル/パラレル、6ポートのUSBなどを搭載する。

 「t5545」はターミナルエミュレータ「TeemTalk」を搭載した他、ブラウザにFireFox3を搭載し、RDP、ICAプロトコルに加え、Windows、Citrix、メインフレーム、UNIXの各サーバや、Webアプリケーションなど幅広く対応する。また、利用するアプリケーションや各種設定をあらかじめ定めておくことができるため、不特定多数のユーザが使用する特定用途向けの専用機(Kiosk端末)として利用することも可能となっている。

 「t5630」は、OSにWindows XP Embeddedを搭載し、多くのXP対応アプリケーションが動作するので、スタンドアローンPCとしても利用可能となる。また、転送データを170:1の高圧縮率で高速にエンコードする「HP Remote Graphics ソフトウェア(HP RGS)」に対応し、動画などの大容量データも高速転送が行える。

 両製品は10月2日から販売を開始、「t5630」は10月上旬より、「t5545」は11月上旬より出荷を開始する。日本HPの直販営業および日本HP販売代理店のほか、「t5630」はHP Directplusオンラインストアでも購入可能。販売価格は、「t5545」が29,400円、「t5630」が48,300円。
《冨岡晶》
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