日本HP、「美」や「快」にこだわったプリンタの2008年秋冬モデル | RBB TODAY
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日本HP、「美」や「快」にこだわったプリンタの2008年秋冬モデル

IT・デジタル ノートPC
HP Photosmart C6380 All-in-One
  • HP Photosmart C6380 All-in-One
  • 同社執行役員イメージング・プリンティング事業統括 挽野元氏
  • 発表会時のプレゼン映像
  • 同社イメージング・プリンティング事業統括 ボリュームビジネス本部 コンシューマ・SMBマーケティング部 部長 徳永信幸氏
  • 発表会時のプレゼン映像
  • HP Photosmart C4580 All-in-One
  • Bluetooth対応の携帯電話からのプリントイメージ
  • Bluetooth挿入イメージ
 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は29日、家庭向けインクジェットプリンタ「HP Photosmart」シリーズのA4オールインワンフォトプリンタ3モデル、A4フォトプリンタ1モデルの計4モデルを発表。都内で発表会を開催した。

 A4オールインワンフォトプリンタは「C6380」「C5380」「C4580」の3モデル、A4フォトプリンタは「D5460」となる。

 発表会の冒頭で同社執行役員イメージング・プリンティング事業統括を務める挽野元氏は、新製品のビジネスコンセプトを次のように説明した。

 「今回の新製品のコンセプトは、『毎日の生活をもっと楽しくもっと便利に。』というもの。そこで、文書も写真も高速の『速』、文書も写真も高画質の『美』、省スペースデザインでインク使用量を低減するインク量調整機能を備えた『省』、そして、ワイヤレスプリントによって快適な利用を実現する『快』、以上の4つの文字を示しています」(挽野氏)

 続いて登場した、同社イメージング・プリンティング事業統括 ボリュームビジネス本部 コンシューマ・SMBマーケティング部 部長の徳永信幸氏は、この4つの中でも特に「美」と「快」を強調する。

 「美」については、C4580を除く3モデルで新開発の5色独立インクシステムを搭載。顔料系黒インク以外の4色染料系インク(シアン/マゼンタ/イエロー/フォトブラック)を、1.3pl(ピコリットル/1兆分の1リットル)と5.2plの2種類のインクドロップを適切な組み合わせで噴射するという「デュアルドロップボリューム(DDV)テクノロジー」を採用しており、粒状感が少なく、色域の広い6色フォトプリンタに匹敵するほどで、色あせも防ぐという。

 また、5色独立インクシステムは、顔料系黒インクでは、従来のヘッド一体型インクシステム並みにシャープなテキスト印刷を可能にする一方、6色独立インクシステムと同様に高品質な写真プリントに対応。さらに、独立インクカートリッジとなっているため、使いきった色だけを交換できるほか、大容量タイプのXLカートリッジを使用することで経済性とメンテナンス性を高められるという。

 「快」については、C6380/C4580の2モデルで無線LANを標準搭載。C6380/C5380/D5460の3モデルでは、本体前面にPictBridge対応USB端子を装備し、デジタルカメラを直接接続してプリントが可能。また、「HPbt500 Bluetoothプリンタアダプタ」の利用により、Bluetooth対応の携帯電話やPCからのワイヤレスプリントも行える仕様となっている。

 徳永氏は、アンケート調査によるユーザーのプリンタ購入に際する機種選定の理由が「価格」に次いで画質・速度などの「基本性能」となっていることに注目し、新製品では基本性能の向上に重点を置いたという。また、プリンタを置く場所が「個人の部屋」から「リビング」へと変化してきていることや、さらに、最近のUMPCやミニノートPCといった小型PCの登場により、1人が1台のPCを所有するようになった現状について言及。「リビングに置くという点では、省スペース設計が求められますし、複数台のPCでプリンタを共有するという点では、ワイヤレスにも対応することで訴求していくわけです」と、新製品において「快」を重視した背景を説明した。

 最後にマイクを握った同社イメージング・プリンティング事業統括 ボリュームビジネス本部 本部長の竹田芳浩氏は、両氏の説明を受けてまとめとし、2つの販売戦略について触れた。

 「弊社が独自に行なった調査によると、HPのプリンタに対する要望として1番目に『インクの価格』、4番目に『インクの入手のしやすさ』が挙がりました。価格については、2,500円前後のヘッド一体型インクや、1,000〜1,500円台の6色独立インクカートリッジよりもさらに安い、1,000円台の5色独立インクカートリッジを採用しています。また入手のしやすさについて、従来どおり弊社直販サイトでの販売のほか、量販店では取扱店舗数を現在の約5倍に拡大させていきます」(竹田氏)

 そのほかに、新製品のおもな仕様と発売日、価格などは以下のとおり。

●HP Photosmart C6380 All-in-One
 PictBridge、Bluetooth対応、有線/無線LAN、新5色インクシステム搭載モデル。
・プリントスピード:モノクロ33ppm/カラー31ppm/L判写真最速15秒
・インク:5色独立インクシステム
・解像度:4,800×9,600dpi(最高9,600×2,400dpi)
・スキャナ:48bitカラーCISスキャナ
・ディスプレイ:2.4型カラー液晶
・メモリーカードスロット:CF/SD/SDHC/xD/MMC/MS/MS DUO
・付属品:「HP Smart Web Printing(Webページのレイアウト印刷ソフト)」など
・対応OS:Windows Vista/XP、Mac OS X10.4-5
・本体サイズ:幅452×高さ207×奥行き406mm
・重さ:7.5kg
・発売日:10月9日
・価格:オープン(予想実売価格27,800円前後)

●HP Photosmart C5380 All-in-One
 PictBridge、Bluetooth対応、新5色インクシステム、DVD/CDレーベルプリント機能搭載モデル。
・プリントスピード:モノクロ31ppm/カラー30ppm/L判写真最速15秒
・インク:5色独立インクシステム
・解像度:4,800×9,600dpi(最高9,600×2,400dpi)
・スキャナ:48bitカラーCISスキャナ
・ディスプレイ:2.4型カラー液晶
・メモリーカードスロット:CF/SD/SDHC/xD/MMC/MS/MS DUO対応
・付属品:「HP Smart Web Printing(Webページのレイアウト印刷ソフト)」など
・対応OS:Windows Vista/XP、Mac OS X10.4-5
・本体サイズ:幅452×高さ207×奥行き406mm
・重さ:7.5kg
・発売日:10月9日
・価格:オープン(同社直販サイト価格22,890円)

●HP Photosmart C4580 All-in-One
 無線LAN機能に対応したコンパクトモデル。
・プリントスピード:モノクロ30ppm/カラー23ppm/L判写真最速21秒
・インク:4色ヘッド一体型インクシステム
・解像度:1,200×2,400dpi(最高4,800×1,200dpi)
・インク:6色写真プリント対応(フォトカラープリントカートリッジ別売)
・スキャナ:48bitカラーCISスキャナ
・ディスプレイ:1.5型カラー液晶
・メモリカードスロット:SD/SDHC/xD/MMC/MS/MS DUO対応
・付属品:「HP Smart Web Printing(Webページのレイアウト印刷ソフト)」など
・対応OS:Windows Vista/XP、Mac OS X10.4-5
・本体サイズ:幅434×高さ162×奥行き290mm
・重さ:5.1kg
・発売日:10月9日
・価格:オープン(同社直販サイト価格16,800円)

●HP Photosmart D5460
 PictBridge、Bluetooth対応、新5色インクシステム、DVD/CDレーベルプリント機能搭載モデル。
・プリントスピード:モノクロ33ppm/カラー31ppm/L判写真最速15秒
・インク:5色独立インクシステム
・解像度:最高9,600×2,400dpi
・ディスプレイ:1.5型カラー液晶
・メモリカードスロット:CF/SD/SDHC/xD/MMC/MS/MS DUO対応
・付属品:「HP Smart Web Printing(Webページのレイアウト印刷ソフト)」など
・対応OS:Windows Vista/XP、Mac OS X10.4-5
・本体サイズ:幅458×高さ183×奥行き386mm
・重さ:5.8kg
・発売日:10月15日
・価格:オープン(同社直販サイト価格12,810円)
《近藤》
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