約8割がNGNに注目、「医療・介護」「放送」事業に影響〜シード・プランニング調べ | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

約8割がNGNに注目、「医療・介護」「放送」事業に影響〜シード・プランニング調べ

ブロードバンド その他
NGN導入効果への関心度
  • NGN導入効果への関心度
  • NGNの影響が強い事業領域
  • NGNの普及要因
 シード・プランニングは24日、次世代ネットワーク(NGN)市場の有識者調査を実施、調査結果の概要を発表した。詳細は調査研究レポート「2008年版NGNが開く新ビジネス市場」(2008年9月発刊、99,750円)として発刊されている。

 同調査は、2008年6〜8月の期間、
シード・プランニングの会員(業界有識者)を対象に、NGN業界動向、市場動向、周辺市場に与える影響と今後の方向性(IPTV、テレビ会議・Web会議、デジタルサイネージ、電子カルテ、レセプトオンライン化、遠隔医療、テレワーク、ASP・SaaS)、NGN関連事業者動向(取材個票)などについて、ヒアリングとアンケートを行い、136人から回答を得たもの。

 それによれば、約79%が「NGNに関心がある」と回答、NGNに対する関心が非常に高いことがわかった。さらにNGNに「関心がある」と回答した有識者(107人)に、「NGN導入効果の関心度」について聞いたところ、72%が「サービス品質の向上」、約62%が「業務効率化の可能性」と回答。「通信コスト削減効果の可能性(45.8%)」よりも、セキュアで通信品質が保障されたネットワーク網への期待が高いことがわかった。

 またNGNに「関心がある」と回答した有識者(107人)に、「NGNの影響が強いと思われる事業領域」について聞いたところ、80人(74.8%)が「医療・介護」、78人(72.9%)が「放送」と回答。NGNの特徴でもあるセキュリティや帯域確保された通信環境が求められる事業領域での影響が強いと見ていることがわかったという。

 「NGNの普及要因」については、各項目別に影響力の度合いに応じて「影響力1」〜「影響力10」までの重みづけをしてもらい、その得点を集計した結果、普及にドライブをかける要因として、「料金の低下」が最重要視されていた。

 なお、2011年度(2012年3月末)における光接続サービス(FTTH)の加入数のうち、NGNの普及率は60%未満で、NGNの将来展望についての有識者のアンケートでは、NGNの普及率は光接続サービス(FTTH)加入数のうち60%未満であると見られているとのこと。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top