TISと日本HP、ビジネス・プロセス・マネジメント分野で協業〜オープンソースによるBPMエンジンを活用 | RBB TODAY
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TISと日本HP、ビジネス・プロセス・マネジメント分野で協業〜オープンソースによるBPMエンジンを活用

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 ITホールディングスグループのTISと日本ヒューレット・パッカードの2社は7日、オープンソース・ソフトウェア(OSS)によるビジネス・プロセス・マネジメント(BPM)分野で協業を行うことを発表した。

 ライセンスフリーのOSSの中で、標準に準拠したBPMエンジンとして注目されているレッドハットのJBoss jBPMをベースとしてTIMが開発したワークフロー開発フレームワーク「e-ProcessManager」と、HP ProLiantを組み合わせて、低廉なBPMシステムを構築するという。

 今回の協業に先駆けて2社では、医療用検査機器・試薬大手のシスメックスに「e-ProcessManager」を活用してBPMシステム納入、新システムの構築は昨年7月にスタートし、今年2月に経理システム、4月に総務システム、6月に勤怠システムが稼動開始したとのこと。同社では、これまで利用していた経理、人事などのワークフローシステムの老朽化が進んでいたことから、安価にシステムのマイグレーションが可能な方法を検討していたという。新システム導入の主な効果としては、従来システムよりもアプリケーションのレスポンスが大幅向上し業務スピードがアップ、システム拡張時のライセンス費が発生しないなどのランニングコストが大幅に低減、自社の業務フローに合わせた自由度の高いシステム構築の実現と高い拡張性、グローバル展開を見据えた将来の多言語利用にも対応可能などがあるとしている。TISがJBoss jBPMベースのソリューション「eProcess Manager」によるシステムインテグレーション(システムコンサルティングからシステムの企画、立案、構築)、構築後のシステムサポートを、日本HPが製品検証、サイジング、コンサルティング、ハードウェアHP ProLiant DL360G5の提供、ハードウェアサポートを行った。

 今後2社は、オープンソース・ソフトウェアの検証、顧客へのインフラ提案・構築支援サービスの提供を行っていきたいとしている。
《冨岡晶》
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