フジテレビがVRコンテンツを外部提供! グリーと提携しプロジェクト開始 | RBB TODAY
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フジテレビがVRコンテンツを外部提供! グリーと提携しプロジェクト開始

IT・デジタル エンタープライズ
「F×G VR WORKS(仮)」では、双方のノウハウを融合(サイトより)
  • 「F×G VR WORKS(仮)」では、双方のノウハウを融合(サイトより)
  • グリー青柳氏(左)とフジテレビジョン山口氏(右)
  • 「F×G VR WORKS(仮)」の目指す領域
 「Oculus Rift」「HTC Vive」とVR(仮想現実)ヘッドセットが続々販売開始。日本での“本命”と目されている「PlayStation VR」の発売日も、10月12日でほぼ決まりとの噂もあり、「2016年=VR元年」という公式が確定しそうだ。

 そうすると今度は、コンテンツが必要となるが、ゲーム業界とともにテレビ業界もさまざまな可能性を摸索している。たとえばフジテレビでは、「FOD(フジテレビオンデマンド)」内で、次世代の映像配信技術を活用したコンテンツを提供する研究開発コーナー「FOD LABO」を2015年に新設。『360度水中パノラマ水族館』『360度パノラマ花火大会』などのVR動画コンテンツの提供を開始。また、音楽番組『Love music』では、アーティストのライブパフォーマンスを、360度VR動画で収録している。ただし、あくまで試験的な内容に留まっていたのが実状だ。

 一方、IT企業のグリーは、「東京ゲームショウ2015」に初VRタイトル『サラと毒蛇の王冠』を出展して以降、専用の開発部隊「GREE VR Studio」の設立、イベントの開催などを積極的に行っていた。

 こうした動きを背景に、フジテレビとグリーが10日、VR領域におけるサービスおよび事業開発で業務提携することを発表した。共同プロジェクト「F×G VR WORKS」(仮)という“VRコンテンツ創出プロジェクト”を新たに発足し、VRコンテンツの製作を希望する企業に対して、企画・キャスティング、撮影・編集、アプリ・機能開発、イベント運営、配信、プロモーションなど、全領域をワンストップで提供するとのこと。

 フジテレビの山口真コンテンツ事業局長は、「VR市場は今後最も豊かな成長が期待できる分野のひとつであり、今般のグリーとの戦略的なアライアンスにより、互いのノウハウを活用して、これまでにない新たなユーザー体験を提供していきたいと考えています」とコメント。スポーツや報道、音楽ライブといったVRと親和性の高いジャンル向けにサービスを開発するとしている。また、グリーの青柳直樹執行役員常務は、「日本を代表する映像コンテンツ技術、サービスの実績とノウハウを持つフジテレビとの提携により、良質なVRコンテンツを全方位的に制作できる体制を作り、市場全体の拡大に貢献していくことを目指します」とコメントしている。
《赤坂薫》
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