フリースケール、 3G-LT/WiMAX/HSPA+/TDD-LTE基地局向けマルチスタンダード・アクセラレータを発表 | RBB TODAY
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フリースケール、 3G-LT/WiMAX/HSPA+/TDD-LTE基地局向けマルチスタンダード・アクセラレータを発表

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 米フリースケール・セミコンダクタは現地時間17日に、業界初となるマルチスタンダード・ベースバンド・アクセラレータ・デバイス「MSBA8100」を発表した。

 初めて3G-LTEをサポートするほか、WiMAX、HSPA+、およびTDD-LTE標準など、基地局向け最新ワイヤレス技術をサポートする。

 フリースケールのベースバンド向けマルチ・アクセラレータ・プラットフォーム・エンジン(MAPLE-B:Multi-Accelerator-Platform-Engine for Baseband)技術をベースにしており、現在FPGAデバイスやカスタムASIC製品で実行されているターボおよびビタビ・デコーディング、高速フーリエ変換(FFT)、逆高速フーリエ変換(IFFT)、離散フーリエ変換(DFT)、逆離散フーリエ変換(IDFT)の処理を加速することができる。ハードウェアとしては、カスタマイズ可能なRISCエンジン2つを搭載しており、将来の標準更新時には再プログラムして対応することが可能とのこと。

 同製品は、コストのかかるFPGAデバイスやカスタムASIC製品の代替とすることができ、ワイヤレス・インフラストラクチャ装置メーカーは低コストで差別化されたチャンネル・カードを開発することができるようになるという。

 またフリースケールのMSC8144クワッドコア・デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)と組み合わせることで、幅広い基地局設計に対応した、DSP+FPGAソリューションと同等の柔軟なソリューションも提供可能とのこと。プロトタイプ設計段階で高価な専用デバイスを必要としないため、部品数を抑えることができるほか、同一のDSPとベースバンド・アクセラレータの組み合わせを、プロトタイプ開発から最終システム生産まで使用することができるとのこと。

 MSBA8100ADS開発ボードは、フリースケール・アルファ・カスタマ・プログラムの参加者を対象に、早期導入者から出荷を開始する予定。MSBA8100デバイスは、2008年第3四半期にサンプル出荷を開始する予定。
《冨岡晶》
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