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デル、仮想化サーバとしてPowerEdgeの新製品を発表

エンタープライズ その他
エンタープライズ・マーケティング本部の浦上義一氏
  • エンタープライズ・マーケティング本部の浦上義一氏
  • 「PowerEdge R805」
  • SDカードスロットに仮想化ソフトを入れて出荷
 デルは13日、都内のホテルで記者会見を開催し、仮想化ニーズに対応した新型サーバおよびアセスメントサービスを発表した。

 今回発表になった新製品はAMDクアッドコアCPU対応の「PowerEdge R805」(53万7,600円)「PowerEdge R905」(81万7,980円)「PowerEdge T605」の3機種で、13日から販売を開始する。また既存の製品「PowerEdge 2970」「PowerEdge SC1435」「PowerEdge M605」といった既存製品もAMDクアッドコアに対応する。

 エンタープライズ・マーケティング本部の浦上義一氏によると「デルではR805、R905を仮想化に最適化されたサーバと位置づけている」という。R805は2ソケットタイプの製品。「従来のこのタイプの製品と比べてメモリスロットを倍持っている」のが特徴で、最大128GBまで搭載することが可能となっている。仮想化環境ではメモリが重要視されることを考慮したという。また、IOスロットも、オンボードNICとして4つのギガNIC(Broadcom NetXtreme II 5780 Gigabit Ethernet NIC)、4つのPCI Expressスロットを用意しており、拡張性にもフレキシブルに対応するとしている(2008年下期にはオンボードで2つの10ギガビットNICを搭載予定)。

 また氏は管理性という点についても強調した。「我々は今第10世代というサーバを世の中に出しているが、それらは必ず内部にUSBポートを搭載している。このモデルはさらにSDカードスロットを用意している」(浦上氏)。

 上位機種となるR905は4U4ソケットタイプのサーバ。同機種では32スロットを用意し、最大で265GB(対応は2008年下期予定)までメモリ搭載が可能としている。IOスロットに関しては、4つのギガビットNIC、7つのPCI Expressスロットを用意している。R805と同様にSDカードスロットを搭載する。

 また対応する仮想化ソフトに関しては「従来はVMware ESXをOEMとサポートの対象としてきた(2ソケット以上)が、今回はこれに加えてVMwareのESXi、Citrix XenServer、MS Hyper-V、Oracle VMをすべてのPowerEdgeで対応する」と話した。たとえば、VMware ESXiはR905、R805に関してはSDカードに入れて出荷し、SDカードから読み込む形になる。それ以外はUSBにインストールされた形で対応する。

 さらに、仮想化によってストレージ統合のニーズが高まってきているとの考えから、5月下旬よりストレージのアセスメントサービスを開始するとした。ソリューション・サービス本部の山田尚敏氏は「仮想化のなかでは、サーバだけではなくストレージの統合も必要になってくる」「もちろん使用状況とか属性も見ますし、パフォーマンスも評価のなかで調査していく。また今まで物理サーバで運用していたものを仮想化していくため、バックアップ、リカバリーの機能評価も行なっていく」などと説明した。
《RBB TODAY》
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