デル、中小規模企業向けに特化したサーバ/ストレージ/システム管理ソリューション製品を発表 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

デル、中小規模企業向けに特化したサーバ/ストレージ/システム管理ソリューション製品を発表

エンタープライズ モバイルBIZ
タワーサーバ「Dell PowerEdge T110」
  • タワーサーバ「Dell PowerEdge T110」
  • タワーサーバ「Dell PowerEdge T310」
  • ラックサーバ「Dell PowerEdge R210」
  • ラックサーバ「Dell PowerEdge R510」
 デルは10日、中小規模企業のニーズに対応できるよう設計された、最新製品とサービス群を発表した。

 運用管理のシンプル化、ダウンタイムの削減、セキュリティの強化、運用コストの削減により、中小規模企業向けに特化されたソリューションとなるもの。新型タワーサーバ「Dell PowerEdge T110/T310」とラックサーバ「Dell PowerEdge R210/R510」を中心に、組み込み型管理ツール「Lifecycle Controller 1.2」、ネットワーク・アタッチド・ストレージ(NAS)「PowerVault NX300」、無停電電源装置(UPS)、Dell ProConsultサービスの組み合わせで構成されている。これにより小規模企業も、現在Dell PowerEdgeサーバで提供されている先進のシステム管理技術を利用できるようになる。

 新型タワーサーバのDell PowerEdge T110/T310とラックサーバのDell PowerEdge R210/R510は、最新のIntel Xeon 3400シリーズプロセッサを搭載。Dell PowerEdge T110は、顧客からのアイディアを基に開発され、サーバを初めて導入する小規模企業向けサーバとなっている。デスクトップサイズのシャーシを採用し、セキュリティ、基本的なシステム管理による容易なシステム監視、信頼性の適切な組み合わせを実現した。Dell PowerEdge R210は、スペースの制約がありラックマウント型サーバの導入を検討している小規模企業に理想的なサーバとのこと。シャーシの奥行きは15.5インチと小型で、低消費電力電源を搭載。前製品(Dell PowerEdge R200)比で88%のワット性能の向上を実現した。なおDell PowerEdge T310は、前製品(Dell PowerEdge T300)よりワット性能が65%の向上となっている。Dell PowerEdge R510は、内部ストレージ、冗長性、小型シャーシなど、高度なバランスが要求される中規模企業とリモートオフィス向けの2Uラックサーバとなる。

 Dell Lifecycle Controller 1.2は、ローカルおよびリモート・サーバの初期セットアップをメディアレスで行い、最新のサーバ・プラットフォームの導入を簡素化する。Dell PowerEdgeサーバに事前に搭載されているすべてのコンポーネントに適切なドライバを採用することで、時間とコストが節約されるという。またDell PowerVault NX300は、エントリーレベルのMicrosoft Windows Storage Server 2008搭載NASソリューションであり、単一デバイスで最大4テラバイトの容量を実現しつつ、ストレージニーズが拡大した際には追加のNX300アレイを導入できる。Single-Instant Storage重複除外機能も搭載する。Microsoft Windows Server 2008 R2に搭載されたHyper-Vによる仮想化にももちろん対応し、試験済み・実証済みのソリューションを提供するとのこと。ライブマイグレーション機能、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)などによって、仮想マシン上でWindowsなどのデスクトップ環境を実行・管理できる。価格はタワーサーバのDell PowerEdge T310が152,250円(税込)。Dell PowerEdge T110、Dell PowerEdge R210、Dell PowerEdge R510はいずれも価格未定。9月16日以降、順次発売される予定だ。

 またデルは、UPS製品10種類も発表した。最新のUPSシステムは、デルのOpenManage管理コンソールによってリモート監視を実現するほか、FlashアップグレードとUPS管理ソフトウェアをダウンロード可能とのこと。UPSソリューションの 製品ラインは、工具なしにラックマウントを取り付けることができ、複数言語のLCDディスプレイを搭載しており、静音性も向上しているという。
《池本淳》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top