ニフティ、スパムブログのフィルタリング技術を開発〜急増するスパムブログに対処 | RBB TODAY
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ニフティ、スパムブログのフィルタリング技術を開発〜急増するスパムブログに対処

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 ニフティは27日に、インターネット上のさまざまな“スパムブログ”を自動的に判別できる「スパムブログのフィルタリング技術」を開発したことを発表した。

 “スパムプログ”とは、アフィリエイトでの広告収入や、特定のサイトへの誘導などを目的として生成される(日記ではない)ブログを指す。各種検索サービスからアクセスされやすくなるよう、特定のキーワードを含む記事やニュースサイトなどから転載した記事を、ロボットプログラムが自動的に大量生成しているものがほとんどだ。これらはコンテンツとして無意味なだけでなく、人間が読んでも意味不明な単語の羅列になっている場合も多く、一般のインターネットおよびブログサービスの利用者にとって迷惑だと言える。

 今回発表された技術は、マーケティング分野の社内研究機関である「ニフティ研究所」が開発したもので、複数のフィルタリング技術を組み合わせることにより、各スパムブログの特性に合わせた最適なフィルタリングが可能になるとのこと。また、あわせてこれらのスパムブログを自動的に判別・フィルタリングする技術についても開発したとのこと。

 ニフティ研究所では、スパムブログを「自動生成系」(引用スパム、アフィリエイトスパム、ワードサラダ、自動マルチポスト)、「アダルト系」(わいせつ記事、出会い系、ワンクリック詐欺)の7種に分類したほか、スパムブログについての自主調査も実施した。現在、ニフティのブログ評判分析サービス「BuzzPulse(バズパルス)」では、国内の約9割強のブログ、4.5億記事(2008年3月現在)を分析対象としており、そのうち2007年10月〜2008年2月の各月ごとにそれぞれ約10万記事をサンプリングして、スパムブログの割合を調査した結果、5か月間の平均で、約40%がスパムブログという結果がわかったという。

 今回開発されたスパムブログフィルタリング技術については、ニフティ研究所が提供するブログ評判分析サービス「BuzzPulse」、および「BuzzPulse」のオンラインサービス「BuzzSeeQer(バズシーカー)」に搭載される予定となっている。
《冨岡晶》
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