ニフティと三和酒類は24日、IoTを活用したリアルタイムアンケートシステムを開発した。12月7日にお台場から渋谷へ移転オープンするニフティのイベントハウス型飲食店、「東京カルチャーカルチャー」で導入する予定。 同システムは、速度センサーと通信モジュールを搭載したスティックライト型のIoTデバイスを動かすことで回答データがクラウドに送信され、集計結果がステージ上のスクリーンにリアルタイムに投影されるというもの。 通信にメッシュネットワークを用いることで、多数のデバイスから効率的にデータを収集でき、120台のデバイスの同時接続が可能。集計のためにイベントを中断する必要がなく、利用者はアンケートそのものを体験型コンテンツとして楽しむことができる。 「東京カルチャーカルチャー」は「ネットとリアルをつなぐ」がコンセプトのイベントハウス型飲食店。2007年のオープンから2,000回以上のイベントを開催し、最近では趣味をテーマにしたイベントに加え、「オープンイノベーション」「新規事業開発」「テクノロジー」をテーマにしたイベント等、企業とコラボレーションした取り組みにも注力している。 三和酒類は、「いいちこ」を使ったオリジナルカクテルを楽しみながら新しいアイデアを議論し形にするイベント「iichiko-LAB(いいちこらぼ)」を移転前の「東京カルチャーカルチャー」で11月に開催するなど、これまで同店でのイベントを多数サポートしてきた。 「東京カルチャーカルチャー」で導入予定のスティックライト型のIoTデバイスには、「iichiko」のロゴが印字される形でコラボレーションしている。