「光原子時計」の研究者、日本に初集結……新たな「秒」の定義を、国際会議で議論 | RBB TODAY

「光原子時計」の研究者、日本に初集結……新たな「秒」の定義を、国際会議で議論

 情報通信研究機構(NICT)は6日、“秒”の新しい国際的な定義について議論する、2月7日~8日に “NICT Workshop on the Optical Frequency Standards”(NICT光周波数標準ワークショップ)を、東京都小金井市(NICT本部)で開催することを発表した。

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NICTで開発されている光原子時計(カルシウム単一イオン光原子時計)
  • NICTで開発されている光原子時計(カルシウム単一イオン光原子時計)
  • NICTで開発されている光原子時計(ストロンチウム光格子時計)
  • NICT Workshop on the Optical Frequency Standards
 情報通信研究機構(NICT)は6日、“秒”の新しい国際的な定義について議論する、2月7日~8日に “NICT Workshop on the Optical Frequency Standards”(NICT光周波数標準ワークショップ)を、東京都小金井市(NICT本部)で開催することを発表した。

 NICTでは、「周波数標準」を定め日本標準時を通報すると同時に、次世代の原子時計である「光格子時計」と「単一イオン光原子時計」を開発している。現在世界では、“秒”の定義を半世紀ぶりに変更することが議論されており、NICTが開発した「光格子時計」については、“秒”の定義変更を実現する有力候補となっている。

 「光格子時計」は、2001年に東京大学工学系研究科の香取秀俊准教授(当時)によって提案され、2005年に実現された新しい光原子時計の方式。現在、ほとんどすべての先進国の標準研究所でその開発が精力的に進められている。ストロンチウム原子を用いたものは、日米仏独の4ヶ国5機関で動作している。

 ワークショップには、各国を代表する光原子時計の研究者が集結し、この原子時計の二大方式について最新報告を基に現状を分析。 また、秒の定義変更への必要条件である「各国の“究極の1秒”が本当に国際標準として世界最高の精度で一致しているか検証する方法」について議論する予定だ。なおこれらの講演および議論においては、各国の代表的研究機関(米:NIST、英:NPL、独:PTB、仏:SYRTE、中:武漢大学)におけるトップクラスの研究者、時刻・周波数の国際標準を司る国際度量衡局(BIPM)のリーダーが参加する。ワークショップは、講演・パネルディスカッション(英語)とも一般申込み可能。

ワークショップの詳細
http://www2.nict.go.jp/aeri/sts/opt_ws/index_opt.html
《冨岡晶》

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