7日放送の『住人十色』(MBS)では、「リノベで復元!? 築90年の二軒長屋」が紹介される。
舞台は奈良県橿原市。現代風にアップデートしながらも古き良き景観を取り戻した、築90年の二軒長屋を紹介する。住人(アルジ)は2人の子どもがいる4人家族。3年前、夫の地元・奈良に家を構えた。今年で築90年になる家は、「二軒長屋」と呼ばれる、2つの住宅が屋根と壁を共有して連なる集合住宅。一軒家のように見える建物のうち、半分が住人(アルジ)の住まいだ。古民家の趣は残しながら現代風にアップデートした「復元リノベ」を施しているという。
結婚後は京都に住んでいた夫妻。子どもが小学校に入学するタイミングで、憧れだった古民家で暮らしたいと、夫の地元・奈良で家探しをスタートした。すると夫の母校・畝傍高校の近くで、かつて先生の寮として建てられた二軒長屋と運命的な出会いが。しかし築90年という古さに加え、長年空き家だった建物は激しく老朽化。おまけに前の住人の荷物が山積みになっていた。それでも、周囲の土地価格と比べておよそ半額だったことが決め手となり、土地だけでなく憧れの古民家も手にしたのだった。
せっかくなら、近くの畝傍高校に通う高校生たちにも古民家の良さを伝えたいという思いから、住人(アルジ)が挑んだのが、家の古き良き部分を再現する「復元リノベ」。外観は隣家を参考にして復元。外壁も板自体は新しく張り替えたが、幅や間隔を隣家と揃えてもらった。一方で、暮らしやすさも追求。もともとあった塀は取り払い、庭と駐車スペースを設けた。

家のメインスペースは、洋室と和室の2部屋をひとつながりにした大空間のリビングダイニングキッチン。リノベーションにあたり一番大きく変えたのが階段で、玄関を入ってすぐの場所から、隣家に接する面に新設した。階段や収納を隣家側に配置することで、居住空間と隣を離し、生活音などが気にならないようにするという効果も。また、万一隣家が取り壊されても、自立できる強度を持たせることができた。

夫妻が使いやすさをとことん考えたスペースが、キッチン奥にある大容量のパントリー。買い置きだけでなく、わざわざ2階のクローゼットにしまうことがない子どもの日常着も収納している。さらに、パントリーはぐるっと1周できるようになっていて、どの空間にも最短距離でアクセスできる回遊動線も兼ねている。
外には自転車やアウトドア用品などを収納する土間があり、帰宅後はパントリーに直行できる動線も確保している。そんな土間にあるのが、井戸。実は家を解体したときに出てきたもので、この井戸水で庭の植物に水をやるのが夫のお気に入りなのだとか。

この家で暮らすようになり、夫は「僕は地元なので、帰ってこれてうれしいっていうのもあるんですが、のびのびできているなって思います」と生活の変化を実感。子どもも庭遊びを楽しんでいるという。
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