住宅のセキュリティレベルを引き上げる簡単設置の電子錠 | RBB TODAY
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住宅のセキュリティレベルを引き上げる簡単設置の電子錠

IT・デジタル セキュリティ
展示されていた「GATEMAN Nero」。本体はIp54準拠で、開閉耐久の目安はおよそ120,000回(撮影:防犯システム取材班)
  • 展示されていた「GATEMAN Nero」。本体はIp54準拠で、開閉耐久の目安はおよそ120,000回(撮影:防犯システム取材班)
  • 手のひらをタッチパネル部にかざすとテンキーが浮かびあがる(撮影:防犯システム取材班)
  • 「GATEMAN Nero」は単3形乾電池4本で稼働する。アルカリ電池で1日10回の開閉を行った場合は、およそ1年電池がもつとのこと(撮影:防犯システム取材班)
  • 仮に電池が切れてしまった場合は、本体下部の端子部に9V角型電池を押し当てることで非常用電源として使える(撮影:防犯システム取材班)
 2000年代前半に社会問題にもなったピッキングによる侵入盗被害。その後、カギ業界を挙げての対策が進み、警察庁の統計などを見ても侵入盗の認知件数は減少の一途を辿っている。

 昨今ではスマートロックと呼ばれる、スマートフォンの操作で解錠・施錠が行えるニュースタイルのカギが登場し、大きな注目を集めているが、これから普及していくであろう新たな技術ゆえに、セキュリティ面での懸念もある。

 そうしたなか、従来のカギよりも利便性が高く、スマートロックよりも先行して普及していることで、諸々のブラッシュアップが進みセキュリティ面での信頼も担保されつつあるのが、いわゆる電子錠と呼ばれるカギだ。

 そんな電子錠の新製品となるのが、スウェーデンに本部を持つセキュリティメーカーASSA ABLOY(アッサアブロイ)が提供する「GATEMAN Nero」だ。

 15日まで東京ビッグサイトで開催されていた「第11回オフィスセキュリティEXPO」にて、ASSA ABLOY・GATEMANシリーズの日本総販売代理店である東邦金属工業が「GATEMAN Nero」の実機を使ったデモを行っていたので詳しく紹介していくことにしよう。

●2種類の開錠方法で利便性とセキュリティを確保

 「GATEMAN Nero」の主な特徴としては、一見するとシンプルでスマートな外観でありながらも、タッチで浮かび上がるテンキーを使った暗証番号による開錠と、カードキー(Mifare&Felica対応)による開錠に対応している点。どちらか1種類のみで運用したり、2種類を組み合わせて、より厳格なセキュリティを実現した運用も行える。

 暗証番号に関しては、最小で4ケタ、最大で12ケタでの運用が可能で、暗証番号入力時に肩越しなどに見られないための「のぞき見防止機能」も付いている。また、テンキーも従来の物理ボタン式のものだと、長く使用しているうちにどのボタンを押しているかを類推されやすくなるが、同製品はタッチパネル式なのでボタンの劣化がおきにくい仕様になっている。

 さらに破壊やこじあけといった荒っぽい手口に対しては、警報機能を搭載しているので、音で泥棒に犯行を断念させるといった効果も期待できる。

 一方、カードキーに関しては、最大40枚まで登録可能なので、住宅だけでなく、オフィスなどでも利用可能。

●オートロックで閉め忘れの不安から解放

 利便性に関しては、オートロック機能を搭載しているので、外出時に閉め忘れを気にする必要がないというのがまず1点。そして、既存のカギからリプレイスを考えている場合でも、一般的なレバーハンドル錠に対応し、施工に関してもドライバーのみで交換できるのが2点目に挙げられる。乾電池(単3形乾電池4本)を使った独立電源方式なので、設置の際の電源工事が不要で、停電などでも問題なく運用できるので、災害時なども安心だ。

 同製品の引き合いが多いのが賃貸物件とのことで、入居者には安全・安心を提供し、オーナー側としては、空室時の内見用に暗証番号による運用を行えば、手間と時間がとられたキーの受け渡しを効率化することができる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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