NEC「Aterm」製品に、大規模な脆弱性……サイト閲覧で強制操作
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この脆弱性は、「クロスサイトリクエストフォージェリ」(CSRF)と呼ばれるもので、悪意のあるサイトにアクセスした場合、対象製品の設定が変更されたり、製品が再起動されたり、意図しない動作を引き起こせるというものだ。
3月30日にサポートサイトに掲載された「Aterm製品におけるセキュリティ向上のための対処方法について」によると、3月以前に発売開始した全製品が対象とのこと。「MR03LN」「MR04LN」「WM3800R」「WG2600HP」の4製品のみ対処済みで、そのほかの全製品が該当する模様。
「設定が変更されるだけなら……」と軽く考えがちだが、ルーターの設定を変更された場合、正規サイトにアクセスしているつもりで、実際には偽の不正サイトに誘導され、個人情報を詐取されるといったケースが考えられる。すでに、こうした攻撃も実際に発生している。
ファームウェアのアップデートを行うことで大部分の製品は対処可能だ。一方で、対応ファームウェアが提供されていない製品については、「クイック設定Webを開いた場合は、設定終了後にブラウザを必ずすべて閉じること」を呼びかけている。ようは「不正サイトを開いたときに、同時に、Aterm製品の『クイック設定Web』を開く」ことが問題となることが分かる。あわせて、認証情報を保存している場合は、認証情報を削除しておくことも推奨されている。
なお脆弱性対策情報ポータルサイト「JVN」でも、3月30日に「Aterm WF800HP」「Aterm WG300HP」の2製品について、脆弱性が報告されている。
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