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ドコモが12月1日に「dポイント」を開始……加藤社長「日本一ワクワクするポイントサービスにしたい」

エンタープライズ モバイルBIZ
ドコモポイントが12月1日からdポイントに生まれ変わる
  • ドコモポイントが12月1日からdポイントに生まれ変わる
  • ポイントカードとクレジットカードによってポイントを貯めて使えるようになる
  • 新規に無料で発行される「dポイントカード」
  • マルチキャリアに対応
  • ドコモポイントはdポイントへ自動以降される
  • 6月からパートナーシップを展開するローソンとの提携も強化
  • マクドナルドの商品もお得に買えるようになる
  • パートナーシップの強化・拡大を宣言
■ポイントプログラムに3段階のステージ制を導入

 ポイントプログラムも「ドコモプレミアムクラブ」から「dポイントクラブ」へ12月1日から刷新する。こちらもドコモ回線のユーザー以外にもキャリアフリーで利用できる。

 航空会社のマイレージプログラムのように、6ヶ月間に獲得したdポイントのグレードに応じた「ステージ制」が採用される。会員はレギュラー/ブロンズ/シルバー/ゴールドの4段階でランキング付けされ、ステージに応じた特典サービスが受けられる。なおドコモの携帯電話サービスを10年以上継続利用している場合は自動的に「ブロンズ」、15年以上の継続利用の場合は「シルバー」に格付けされる。dカードのゴールドを使用しているユーザーは、無条件に「ゴールド」の格付けが、ゴールドカードを利用している期間中は継続される。

 dポイントクラブに加入すると、提携店にてクーポン画面を見せれば様々な特典が利用できるようになる。「ブロンズ」以上のユーザーにはスペシャルクーポンを用意。全国1,500店舗以上の映画館・遊園地・スパなどで使える入場券とチケットを優待価格で提供。ネットで事前に購入して使えるようになる。さらにシルバー/ゴールド会員を対象に毎月抽選で5万名以上にホテルの宿泊、ランチサービスがペアで当たる特典も設ける。ほかにもJALのラウンジが利用できたり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンやディズニーランドなどアトラクションパークとの連携プログラムも追加されるようだ。

 ユーザーがdポイントの現状ステータスを手軽に確認できるよう、Android/iOS向けに「dポイントクラブアプリ」も12月から順次無料配信する。アプリからはポイントの確認以外にも、お得なクーポンやキャぺーン情報のチェックもできるようになる。

■dポイントを「日本で一番ワクワクするポイントサービス」にしたい

 NTTドコモが開催した記者会見には社長の加藤薫氏が登壇。新サービスの内容を丁寧に説明した。加藤氏は「パートナー企業の皆様とともに、ユーザーの皆様がお得で楽しく、便利に使えるサービスを充実させていくことが私たちの使命。協創による新しい価値観を提案しながら、“日本一、ワクワクするポイント”を皆様へお届けしたい」とアピールした。

 記者会見壇上での質疑応答、その後の囲み取材で加藤社長は、今後も提携パートナーを増やして、ポイントを貯めるためのツールも拡充しながらユーザーにとっての利便性をますます拡充したいと抱負を述べた。dポイントはの加盟店開拓の戦略図について、具体的な数字は示されなかったが。「ドコモポイントは5,400万会員、DCMXカードも1,600万会員を保有する国内有数のサービス。dポイントの加盟店は19社からスタートするが、既存の加盟店とも密に連携しながらiD対応との両輪で増やしていきたい」と宣言した。

 なおdポイントの加盟店になるためには、必ずしもカード決済による支払いに対応することが条件ではなさそうだが、加藤氏はポイントと決済の両方での対応を呼びかけていく考えを示した。「ポイントだけのお店もどんどん増やしたいが、できれば現金不要のiDによる決済システムも加速させていきたいと考えている。dカードは提示するだけでポイントが付与され、決済利用でもさらにポイントが貯まる。また加盟店によっては決済利用による割引サービスを用意している場合もある。非接触IC技術FeliCa対応のチップも内蔵されている三位一体仕様なので、ユーザーは非常に便利に使えるようになるはず。このメリットを最大化できる環境を拡充したい」と加藤氏は語っている。ちなみに、dカードに更新せずに従来のDCMXカードを使い続けることも可能だが、この場合は店頭での決済購入時に、別途dポイントカードを提示しないとdポイントが付けられないことになる。

 さらにスタートダッシュキャンペーンなどでの付与ポイント増など、記者からはドコモやパートナー企業の“太っ腹”な対応について原資負担での跳ね返りを心配する声も上がったが、これに対して加藤氏は「大丈夫。パートナーと当社で分担しているものもあれば、それぞれ個別に負担しているものもあるが、これもスタートダッシュに弾みを付けるため。負担は織り込み済みであり、ユーザーに還元しながら魅力を味わってもらいたい」と自信をみせた。
《山本 敦》
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