【Maker Faire Tokyo】超小型やタケコプターなど個性派ドローンが集結 | RBB TODAY

【Maker Faire Tokyo】超小型やタケコプターなど個性派ドローンが集結

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魔法の大鍋による超小型ドローン。重量33g、プロペラ間65×65mmで、本当に小さい
  • 魔法の大鍋による超小型ドローン。重量33g、プロペラ間65×65mmで、本当に小さい
  • 雑機屋の立体視一人称視点頭部追従者映像装置」。3次元映像を観ながら、操縦者の頭の動きに追従して、ドローンのカメラを制御
  • HMDには5インチLCDモニターと「ハコスコDX」を利用。さらにArduinoにジャイロセンサーを付けて頭の動きをトラッキング
  • 超小型ドローンの種類。プロペラは4発/6発/8発式のものを製作している
  • 徳島大学のダクテッドファン型2発式ドローン。ダクテッドファンを2軸ジンバルで保持する機構で、推力の向きを変えられる
  • 開発中の2発式ヒューマノイドロボット用飛行ユニット。ファン後方にノズルを装着し、推力方向を制御できる
  • ポテトチップスの外装円筒を本体に再利用したドローン。「空飛ぶ広告塔」として機能するという
  • 本体のフレームやプロペラが竹でつくられている熊本高専の「タケコプター」。プロペラの製作には職人技の技術が求められる
 「Maker Faire Tokyo 2015」の宇宙/航空/サイエンスコーナーでは、さまざまなドローンやUAVが出展されていた。

 従来のドローンによる「FPV」(First Person View)では、2次元映像で観ることが多いため、遠近感がつかみづらかった。そこで雑機屋(ざっきや)では、ステレオカメラで3次元映像を観ながら、操縦者の頭の動きに追従してドローンのカメラを動かせる「立体視一人称視点頭部追従者映像装置」を開発したという。

 ポイントは、よく利用される「Oculus Rift」のような市販品を用いずに、手に入れやすいパーツですべて自作していること。もちろんHMDもドローンもすべて手作りだ。ドローンには、3Dプリンタで自作した3軸ジンバルに、ソニー製の1/3インチCCDカメラ×2台を搭載したそうだ。

 一方、HMDには「ハコスコDX」を利用。2枚のレンズと間仕切りで構成されたサイド・バイ・サイド方式によるVRビューアーで、両眼視差で立体映像を見ることが可能だ。このHMDの左右に5インチLCDモニターを付け、カメラからの映像を映し出す(今回は有線方式)。またHMDにはヘッドトラッキング用センサーとして、Arduinoにジャイロセンサーを付けて利用する。その信号をドローン操縦用プロポに送信し、ジンバルを動かす仕組みだ。

 重量33g、プロペラ間距離65×65mmと超小型軽量ドローンを自作していたのは、魔法の大鍋のグループだ。駆動系はArduinoで制御しているため、プログラミングで多様な動作が可能だ。プロペラも4発/6発/8発式を製作している。ちなみに同チームの機体は、プロジェクションマッピングで表現するデモも行われた。

 徳島大学では、ダクテッドファン型の2発式ドローンを展示。2発式だと安定した姿勢制御が難しいため、ダクテッドファンを2軸ジンバルで保持する機構を採用し、推力の向きを変えられるように工夫していた。またファン後方にノズルを装着し、その向きによって推力方向を制御する2発式ヒューマノイドロボット用飛行ユニットも開発中だ。このほかにも、ポテトチップスの外装円筒を本体に利用した「空飛ぶ広告塔」(Chip Star編)というユニークなドローンも展示していた。

 熊本高専・葉山研究室も、本体フレームやプロペラが竹でつくられている珍しい「タケコプター」や、トライコプターのプロペラ飛行から双発飛行機に変化するUAVなどを出展。タケコプターは、逆ピッチのプロペラを2セット同じように製作することが難しかったそうだ。

 実際に会場でデモフライトを行っていたが、かなり安定した飛行を実現していた。一方のトライコプターは、通常のドローンとして離陸後、3つのプロペラのうち1つだけ推力を弱め、90度の姿勢になるように本体を傾け、無尾翼で飛行する方式を採用している。

 @チームは、高高度風力発電凧「空中空母 赤城」を出展していた。これはドローンでなく完全な凧だ。この凧にLEDとカメラが付いており、太陽光発電でLEDが光るギミックが盛り込まれている。夜に凧を上げると大変キレイだという。またZigBeeモジュールも搭載し、発電データをモニタリングできるそうだ。最大300mまで上がり、実際に地上の撮影にも成功している。
《井上猛雄》

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