【Maker Faire Tokyo】超ミニバイク、i4004ボードの復活などマニアックな自作品の数々 | RBB TODAY
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【Maker Faire Tokyo】超ミニバイク、i4004ボードの復活などマニアックな自作品の数々

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Hasegawa's Factoryの超ミニバイク「Micro Bike 2/3」。エンジンは0.5馬力で、全長は150mm、全幅200mm、全高125mm
  • Hasegawa's Factoryの超ミニバイク「Micro Bike 2/3」。エンジンは0.5馬力で、全長は150mm、全幅200mm、全高125mm
  • アクセルとクラッチは付き。これだけ小さいと乗るのにも一苦労だが、実際にちゃんと動いているから、すごい
  • いまとなっては、なかなか手に入りにくくなった世界初のマイクロプロセッサー「i4004」。このボードで電卓をつくる
  • 木の歯車工房による木製のロボットアーム。木製のクレーン車は、トランスミッションなど、ギアの機構に工夫が凝らされていた
  • 歯車、クローラー、スプロケットなど、すべての部品が木製。部品を組み合わせ、1つの作品をつくるのに3ヵ月以上かかるという
  • めだか部の「めだか世話ロボット」。楽器を奏でるなど、ギミックを盛り込んで、エンターテインメント性をもたせた
 「Maker Faire Tokyo 2015」では、多岐にわたって、ユニークなDIY作品が展示されていた。ここでは、前回までの記事で紹介しきれなかった面白い作品について紹介しよう。

 まずは、Hasegawa's Factoryが開発した世界最小(!?)の超ミニバイク「Micro Bike 2/3」だ。全長150mm、全幅200mm、全高125mmで、昨年の出展品よりも小さくなったそうだ。

 エンジンは0.5馬力で、ブレーキはないが、アクセルとクラッチが付いている。これだけ小さいと乗るのにも一苦労だが、実際にちゃんと動いているから驚きだ。来年も、さらに小さな車体にチャレンジするというから大いに期待したい。

 非常にマニアックなところでは、インテルが開発した世界初のワンチップマイクロプロセッサー「i4004」のボードを使って、電卓をつくるというプロジェクトもあった。

 そもそも現在では関連パーツの入手も大変。1970年代当時の技術は、いまよりも遥かにロースペックだ。そのため、CPUをオフロードするトリッキーな機能がメモリー(RAM:4002やROM:4001)に組み込まれている。たとえば、CPUの命令をメモリー側で実行する変わった機能もある。現在のシステムより複雑な使い方なので、逆に難しいという。

 アナログ関係のクラフト/アート/デザイン系では、木の歯車工房による木製のロボットアームやクレーン車が目をひいた。歯車、クローラー、スプロケットなど、すべての機構部品が木で作られており、メカ好きには堪らない作品だった。家族のために趣味で製作しており、いまのところ市販する予定はないとのことだが、もし売っていたら購入したいぐらいの完成度の高さだった。

 めだか部は「めだか世話ロボット」のバージョンアップ版を展示。設定時刻になると、ロボットアームが餌箱のフタを開けて餌をまいてくれるのだが、単なる餌やりではなく、楽しいアトラクションが盛り込まれている。

 たとえば、ロボットアームが鉄琴で「めだかの学校」を演奏したり、鉄球をレールに落してピタゴラススイッチ的に餌をまいたり、あと片づけの掃除まで行う。これら一連の制御にはArduinoを使っているという。その様子を動画でも撮影したので楽しんでいただきたい。
《井上猛雄》
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