超高速10Gbpsの光回線を導入したのに、「思ったより速くない」「以前とあまり変わらない」――そんな声が少なくありません。実は、回線そのものではなく、周辺機器や接続環境がボトルネックになっている可能性があります。本記事では、10Gbps回線の性能を最大限に引き出すための3つのポイントを動画とともに解説します。
1. ルーターは本当に10Gbps対応?――Wi-Fi6では足りない時代に
10Gbps回線を最大限活かすためには、ルーターもそれに対応していることが絶対条件です。多くの人がプロバイダーからレンタルする「ホームゲートウェイ」(例:NTTのXG-100NE)を使っていますが、これらの機器はWi-Fi 6までの対応で、通信速度は最大でも1201Mbps程度。実測では下り550Mbps前後というケースもあり、10Gbpsの性能を大きく損なってしまいます。一方、市販されているWi-Fi 7対応ルーター(例:Buffalo「WXR-9300B6P」)では、下り1.5Gbps・上り1.6Gbpsと大幅な性能差が出ることが挙げられます。
2. LANケーブルが古いまま?――“見えない足かせ”に注意
ルーターだけでなく、LANケーブルも10Gbps対応でなければ意味がありません。家に余っていた古いケーブル(Cat5eやCat6)を何気なく使っている人は要注意。たとえ10Gbps対応ルーターを使っていても、Cat6以下のケーブルでは最大1Gbpsまでしか速度が出ません。
推奨ケーブル:
Cat6A以上(最低限)
価格を抑えたいのであればCat6Aで十分です。
上位カテゴリになると硬くなったり曲げづらくなってしまったりします。
Cat7 / Cat8(高速通信をより確実に)
人気製品はUgreen製のCat8ケーブル(Amazonでも高評価)。せっかく購入するなら上位カテゴリ、少しでも速度を最大化したいという方におすすです。
3. デバイスの性能にも注目――スマホやPCが“ボトルネック”に
意外と見落とされがちなのが、接続するスマートフォンやパソコンなどのデバイス側の性能。LANポートが1Gbps対応のものがほとんどです。10GLANポートを備えたパソコンなら、70~90%の速度を実現できる可能性があります。
🔸動画内で紹介した10G対応ルーター
WXR-9300BE6P
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PA-7200D8BE
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WX-7T94XR
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ArcherBE450
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🔸LANケーブル
UGREENのカテゴリ8LANケーブル(40G)
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エレコムのカテゴリ6ALANケーブル(10G)
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🔸10 G LANカード
TP-Link 10Gbps LANカード PCI-E アダプター ネットワークカード TX401
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バッファロー10GbE対応PCI Expressバス用LANボード LGY-PCIE-MG2
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🔸10 GLANアダプター
ORICO Thunderbolt 3 10GbE Ethernet Adapter
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OWC Thunderbolt 3 10G Ethernet Adapter
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