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“味博士”がプレミアム缶コーヒー3商品を分析

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AISSYで分析したプレミアム缶コーヒー
  • AISSYで分析したプレミアム缶コーヒー
  • AISSY 鈴木氏
  • 3商品5味の分析
  • コク
  • 苦みと甘みのバランスとコク
  • 後味の消え方比較。数値が大きいほど“スッキリ”
  • 甘みの経時変化
 2014年9月ごろから、従来の缶コーヒーよりも高級感のあるプレミアム缶コーヒーが市場に出てきている。それらのなかで注目の商品を、味覚分析サービスや味覚コンサルタントを行っている企業「AISSY」が調査。その結果について、AISSY代表取締役社長 兼 慶応義塾大学研究員・鈴木隆一氏を取材した。

 鈴木隆一氏は“味博士”として有名な人物で、これまでに数多くの企業からの依頼を受け、たくさんの食品の味を計測してきた。今回鈴木氏が調査を行った商品は、「泡立つプレミアム」(ダイドー)と「プレミアムボス」(サントリー)、「別格 希少珈琲 with ESPRESSO」(キリン)の3つ。鈴木氏は自社開発した味覚センサー「レオ」を用いて、これらの3つのプレミアム缶コーヒーの“味”を測った。

 鈴木氏によると、人間が味を感じる基本要素は「甘」、「塩」、「酸」、「苦」、「旨」の5つだと語る。さらにこれらの5つの結果を独自の式に当てはめると、「コク」の数値も算出できると言う。前述した味覚センサー「レオ」でこれらの5味を計測すると、3商品の味のバランスがわかった。

 甘味数値が最も高いのは「泡立つプレミアム」の2.82で、2番目は「プレミアムボス」の2.75。そして最も低いのは「別格 希少珈琲」の2.38だった。この結果だけ見ると「泡立つプレミアム」が甘いように読み取れるが、レオで計測したスコアで「0.2」以上離れていないと人は認識しにくく、「泡立つプレミアム」と「プレミアムボス」の甘さは、一般人にはほぼ同等と感じるそうだ。

 続いてコーヒーに重要な「苦味」のデータを見ると、今度は「泡立つプレミアム」(2.72)、「別格 希少珈琲」(2.69)、「プレミアムボス」(2.47)の順だ。さらに「酸味」は「泡立つプレミアム」(2.21)、「別格 希少珈琲」(2.00)、「プレミアムボス」(1.89)。

《佐藤隆博》
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