【SPEED TEST】自宅のWi-Fiネットワーク、2014年最速の事業者・ISPを地域別に抽出! | RBB TODAY
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【SPEED TEST】自宅のWi-Fiネットワーク、2014年最速の事業者・ISPを地域別に抽出!

ブロードバンド 回線・サービス
「事業者総合」部門
  • 「事業者総合」部門
  • 「事業者ギガ」部門
  • 「ISP総合」部門
  • 「ISPギガ」部門
 調査・マーケティング会社のイードは25日、スマートフォン向けのスピード測定アプリRBB TODAY SPEED TESTのユーザーが計測したデータから、自宅・職場におけるWi-Fiネットワークの速度を分析した結果をまとめた。

 今回の分析では、契約している回線事業者、ISPによって自宅・職場におけるWi-Fiネットワーク環境がどう異なっているのか確認するため、Wi-Fi接続時に、Wi-Fi種別「自宅・職場」が選択された計測データを使用。同条件下で2014年1月1日から12月31日までの1年間に計測されたデータから、通信速度の平均値を算出し、「事業者総合」「事業者ギガ」「ISP総合」「ISPギガ」の4部門に分けて地域別ランキングを作成している。総合部門はすべてのプランが対象、ギガ部門は下りの最大速度1Gbps以上のプランを対象とした。プランの判別はユーザー任意の選択による。

 なお、各部門の有効計測数は、「事業者総合」2,568,193件、「事業者ギガ」597,514件、「ISP総合」2,246,739件、「ISPギガ」572,383件。回線事業者・ISPともにサンプル数が1,000件未満のものは対象外とした。

■KDDI(auひかり)が全国的に優勢 ギガプランではNTT東も健闘

 分析の結果、回線事業者対象の2部門で特筆すべき点として、KDDI(auひかり)が全国的に優勢だったことが挙げられる。KDDI(auひかり)は「事業者総合」部門において、中部と近畿を除いた8地方で1位を獲得。「事業者ギガ」部門についても、中国・四国・九州・沖縄といった西日本の4地方で1位になった。一方、「事業者ギガ」部門の東日本地域では、北海道・東北・関東・北信越でNTT東日本が1位となり、NTT系も意地を見せている。

■中部・近畿はCTCとケイ・オプティコムがトップ!地域特化の意地を見せる

 回線事業者におけるもうひとつのトピックとして、中部・近畿においては地域系の2社がNTT、KDDIをおさえて1位を守っていることが興味深い。「事業者総合」「事業者ギガ」ともに、中部は中部テレコミュニケーション(CTC)が、近畿はケイ・オプティコムが1位となった。ケイ・オプティコムは2部門ともに2位のKDDI(auひかり)と1~3Mbps程度の接戦を制して1位を死守。中部テレコミュニケーション(CTC)は、「事業者総合」においては2位のキャッチネットワークと約1Mbpsの僅差だが、「事業者ギガ」においては2位のKDDI(auひかり)に10Mbps近い差をつけて圧勝している。

■ISP部門は多彩な顔ぶれ

 ISP対象の2部門は、いずれも地域によってTOP3の顔ぶれが大きく異なる結果となった。「ISP総合」では、北海道、東北、関東の3地域をSo-netが制したが、その他は地域ごとにプロバイダの勢力図が目まぐるしく入れ替わっている。たとえば中部のコミュファは2位のOCNに約10Mbpsの差をつけて1位、さらに中国ではASAHIネットが2位のOCNに約12Mbps、四国ではBIGLOBEが2位のPikaraに約30Mbpsと大きく差をつけた。「ISPギガ」についても様々なプロバイダが1位を獲得しており、北海道ではOCNが下り約79Mbps、四国ではBIGLOBEが下り約98Mbpsなど特に速い平均速度を記録している。

 結果を振り返ると、回線事業者別に見た時、多くの地域でKDDI(auひかり)とNTT東西の2強体制になっていることが分かる。一方、中部の中部テレコミュニケーション(CTC)、近畿のケイ・オプティコムなど地域系の事業者が力を発揮していることも印象的だ。さらにISP部門では多くのプロバイダが全国でしのぎを削っている様子が見て取れた。

 スマートフォンアプリによるWi-Fi接続時の通信速度計測から、自宅・職場のWi-Fi環境の実態を探ろうという今回の調査。スマホを介して計測されたデータであるため、契約している回線の実力のみならず、スマホの性能や無線LANルータの性能などによっても数値は大きく左右される。そのため、家庭内での無線環境構築について最新無線規格に対応した製品の紹介など、何かしらの啓蒙をしているかどうか、そういった部分も結果に影響しているのではないだろうか。
《RBB TODAY》
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