エプソン、ウェアラブル強化!「独創のコア技術で勝つ」 | RBB TODAY

エプソン、ウェアラブル強化!「独創のコア技術で勝つ」

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セイコーエプソン業務執行役員 センシングシステム事業部長の森山佳行氏
  • セイコーエプソン業務執行役員 センシングシステム事業部長の森山佳行氏
  • 活動量計“PULSENSE”から「PS-500BL」(液晶付)と「PS-100シリーズ」(液晶なし)
  • 活動量計“PULSENSE”から「PS-500BL」(液晶付)と「PS-100シリーズ」(液晶なし)
  • 「PS-500BL」(液晶付)
  • 脈拍計測のメリット
  • エプソンのコア技術
  • エプソンのコア技術
  • 専用アプリ「PULSENSE View」
 エプソンはウェアラブル市場への製品展開を強化する。2日、都内で開催された発表会では、健康志向に配慮した活動量計“PULSENSE”から「PS-500BL」(液晶付)と「PS-100シリーズ」(液晶なし)と、スポーツ(ランニング)用WristableGPS「SF-810B」「SF-810V」を披露した。

 今年になって複数のベンダーの製品が市場に投入されている。同社の説明によると、活動量計の市場は胸ベルトを使って装着するタイプ、加速度で計測するタイプ、加速度+脈拍で計測するタイプの3分野に大別される。今回の製品は、加速度+脈拍で計測するタイプとなる。ちなみに、同様の製品としてはオムロン「HR-500U」、Addidas「MiCoach」、サムスン「Gear」、WeatherlyJapan「MioAlpha」などがある。これらの製品群のなかで支持されるために「独創の技術で新しい価値を提供していく」と、セイコーエプソン業務執行役員 センシングシステム事業部長の森山佳行氏は強調する。コア技術としてのセンシング技術、そして半導体技術が製品競争力のキーのひとつとなる。

 森山氏はまず、「従来の活動量計と非常に似た形の製品になっている」としながらも、「我々の製品は脈拍を計測するというところが今までの製品と全く異なる。一般的な活動量計では体の動きや傾きの情報から体の状態を推定していく手法をとっているが、このやり方では、平坦なところを歩いても坂道を歩いても同じ動きであれば同じカロリー消費を出してしまう。我々は脈拍といった生体情報を直接測定し、正確な運動消費、消費カロリーを計測できる」とアピールした。

 脈拍計測の仕組みはこうだ。心臓が送り出した血液が手首の同動脈を通る時に脈拍が生まれるが、それを光を利用してモニタリングするのが脈拍計測。光の反射量でヘモグロビンをモニタリングする。今回の製品は、心拍ベルトで計測する場合に比べても、脈拍計測性能±2%の高精度を実現しているという。同社では端末が必要な光のみを捉えるように「角度制限フィルター」と「多層薄膜フィルター」の2つのフィルターを実装した。「角度制限フィルター」により他社に比べて5倍の感度で脈信号を受光でき、LEDの電流を落とせるようになった。結果として36時間という長時間での計測が可能になった。また太陽光など外光を除去するフィルターによって、より正確な計測を可能にしている。さらに、今回は脈拍計測に必要なアナログ部、脈拍演算部、CPUの3つのICを統合し実装サイズを削減した。これにより、従来比50%以下に小型化を図ることができた。

 加速度だけではなく脈拍も計測することで、他の計測も可能となっている。脈拍計測によって体の負荷を計測しているため、睡眠判定やこころのバランスなども記録できるとしている。脈拍と活動量から睡眠に入ったことを自動感知し、睡眠モードで眠りの浅い、深いを可視化したり、運動量の少ない時に脈拍が高ければエキサイトしているなど、自分の状態を把握することができる。

 これらのデータは専用アプリ「PULSENSE View」に転送することで分析することができる。また、脈拍数がメーターに表示され、心拍ゾーンに置き換えることで、自分がどのゾーンにいるかをリアルタイムで確認できる。さらに、目標体重と期間を設定しておくことによって、脂肪燃焼ゾーン目安時間が提示されるなどの機能がある。

 同製品はワールドワイドで販売されるが、森山氏は「ウェルネスという観点では、欧米の方が関心が高いし、比重が高くなる。ただ、アジアは人口が多いため、時間が経てばアジアの比重が上がっていくのではないか?」とシェア予測についてコメントした。

 価格は「PS-500BL」(液晶付)が19800円、「PS-100シリーズ」(液晶なし)は14,800円でともに11月6日発売予定だ。
《RBB TODAY》

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