センターシステムが不要な、端末間通信ネットワーク……NICTが開発 | RBB TODAY

センターシステムが不要な、端末間通信ネットワーク……NICTが開発

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端末間通信ネットワークシステムの構成図
  • 端末間通信ネットワークシステムの構成図
  • 東京都港区台場地域での配置図
  • 屋上設置型端末の例(港区立小中一貫教育校  お台場学園)
  • 設置端末の例
  • 京都府精華町での配置図
 情報通信研究機構(NICT)は28日、既存のインフラや中央制御装置を用いず、端末のみでネットワークを構成できる「端末間通信ネットワークシステム」を開発したことを発表した。

 一般のワイヤレス通信ネットワークは、通信端末同士は近距離にあっても、中央制御装置(基地局、ハブ、アクセスポイントなど)を経由して接続することが求められるが、制御装置の故障や停止などで、通信ができなくなるという弱点がある。

 今回NICTでは、通信端末が互いの通信範囲に入ると、自動的にネットワークを形成して通信を行うシステムを開発した。通信端末は、コンテンツの時間情報を比較することで新しいコンテンツへのアップデートを行うため、常に新しい情報を配信可能となっている。

 これにより、地域内を移動する人やバスなどを利用した柔軟なネットワーク構成が可能なため、地域社会に密着した情報共有システムとして、行政サービス情報や地域イベント、商品広告の配信、地域の環境情報の収集等での活躍が期待されている。グループ通信機能を利用することで、高齢者や子供の見守り、安否確認などにも活用できる見込みだ。

 今回開発した端末間通信ネットワークシステムは、情報配信を中心とした実証実験を東京都港区台場地域で、情報収集を中心とした実証実験を京都府精華町けいはんな学研都市地区にて実施中。
《冨岡晶》

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