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IIJ、音声通話機能付SIMカード「みおふぉん」発表……通信品質の高さをアピール

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■安値なだけじゃない、品質で勝負するIIJmio

 インターネットイニシアティブは7日、新サービスに関連する記者発表会を開催。登壇したサービス戦略部 サービス企画1課長の青山直継氏が新サービスの特徴について説明を行った。

 冒頭青山氏は「昨今MVNOは価格勝負に走っているという論調も見受けられるが、IIJは無闇に格安なサービスを提供しているつもりはない。価格は市場の要請に応じて決定しているものであり、当社としては1,000円以下のプランであっても料金体系と品質、利便性のバランスを重視しながら内容を組み立てている。価格は重要なファクターだが、クリエイティブなサービスを基準に競争しているつもり。IIJmioのサービスについても、価格と品質のバランスの良さがユーザーから高評価を獲得している」とIIJmioの"クオリティ”を強調した。

 今回音声通話機能付のSIMカードを導入した背景については「MNPができればSIMカードのサービス使ってみたいという潜在需要が多くあると感じていた。これまではITリテラシーの高い30~40代の男性層を中心とした2台目需要が対象だったが、音声通話に対応することで、スマホ1台目需要の取り込みができると考えている。女性を含めたライトユーザー層にアプローチしながらビジネスチャンスを捉えていくことが狙い」と青山氏は説明。今後プロモーション等でも、"誰でも手軽に、安く使えるSIMカード”のイメージを強く打ち出していきたいとした。

 IIJmioの通信品質へのこだわりについてはネットワークサービス部 モバイルサービス課 担当課長の佐々木太志氏が説明を加えた。

 IIJmioを含むデータ通信のMVNOサービスは、キャリアとの間の接続区間の帯域に応じて、MVNOが接続料をキャリアに支払うビジネスモデル。そのためMVNOネットワークとキャリアの間で十分な帯域が確保されていない場合これがボトルネックとなり、パケットが混雑した際にはボトルネックを通過できないパケットが捨てられ、通信品質の悪化や速度低下を引き起こしてしまう。ボトルネックをどれほど解消できるかがMVNOサービスの通信品質に大きく関わってくる。

 IIJmioでは法人向けMVNOサービスを長く展開してきたノウハウにより、高度なトラフィック監視技術を活かしてNTTドコモとの間に高品位な接続帯域を確立できていることを佐々木氏は強くアピールした。また日本最大規模のIPバックボーンネットワークを運用している点や、自社ネットワークを国内・海外に拡大しながら潤沢な接続帯域を展開している優位性につても指摘する。

 さらにユーザーに快適な通信環境を提供するためのサービスが豊富に揃う点も強調。バンドルクーポンを必要な時に使えるようON/OFFが手元で切り替えられるアプリ「みおぽん」や、高速通信は従量制料金であるというポリシーのもとにクーポンON時の通信規制を適用していないこと、低速通信(クーポンOFF)時には3秒間のバースト転送を可能にしていることについても独自の強みとして触れた。

 今後の取り組みについて佐々木氏は、「ユーザートラフィックが集中する12~13時の"昼休み時間帯”の通信品質をさらに改善していきたい。またWindows Updateなどによりインターネット全体のトラフィックが高まる時期でもあるため、全体的に通信品質悪化を防ぐ取り組みも図る。多くのMVNO各社が取り組んでいるところかもしれないが、IIJとして持てる技術を総動員しながら、品質を基準としたこだわりと差別化を図っていく」という考えを述べた。

 IIJでは3月13日から4月30日までの期間に"みおふぉん”を契約したユーザーを対象に、抽選でカタログギフトをプレゼントする「IIJmio音声通話パック みおふぉん 春のデビューキャンペーン」も実施する。
《山本 敦》
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