IPv4アドレスの枯渇を解決する技術の大規模実験に成功……富士通×NICT×JAIST
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【Interop 2013 Vol.28】富士通、今後もIPv4サービスを継続利用できる新技術を開発
この技術は、IPv6ネットワークで構成されるデータセンターにて、同じIPv4アドレスを異なる機器に割り当てる(共有)ことを可能とするソリューション技術となる。
今回、富士通が開発した、IPv6ネットワーク上でIPv4アドレスの共有ち通信を可能とする技術「SA46T-AS」を、NICTの大規模ネットワークテストベッド「StarBED」上にて動作させることに成功した。1物理サーバあたり128仮想サーバで12台の物理サーバを用いた合計1,536台の仮想サーバの大規模展開を行った結果、基本動作の安定稼働、規模追従性の実証などを確認し、十分実用性があることを実証した。この成功により、「SA46T-AS」の実用性が実証できたこととなる。
これにより、枯渇しつつもいまだ多方面で利用されているIPv4アドレスについて、従来は機器ごとに1つずつ割り当てられていたIPv4アドレスを複数機器で共有できる見込みだ。なお現在IETFにて標準化提案を行っているとのこと。