ダイエットに間食の我慢は不要だった!? 成功者「間食経験あり」約9割も | RBB TODAY
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ダイエットに間食の我慢は不要だった!? 成功者「間食経験あり」約9割も

エンタメ 調査
「ダイエットが成功したか」×「ダイエット中に間食してしまったか」
  • 「ダイエットが成功したか」×「ダイエット中に間食してしまったか」
  • 管理栄養士の中川明彦氏
 アイシェアは10月21日、「ダイエットと間食に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は9月27日~10月13日で、全国の20代~40代の女性500名から回答を得たもの。また調査結果について、金沢医科大学病院 管理栄養士の中川明彦氏にインタビューを行っている。

■ダイエット成功者、約9割が間食経験あり

 まず「ダイエットの経験の有無」について聞いたところ、73.8%がダイエットを「経験している」と回答。さらに、ダイエット経験者369名に対して、「ダイエットの方法」について聞くと、何かの食材を限定して食べる、または抜くなどの「食事制限系ダイエット」が66.7%、ランニングやバランスボール等の「運動系ダイエット」が26.2%となっている。「ダイエットが成功したかどうか」について聞くと、87.0%が「成功した」と回答した。

 そこで「ダイエット中に我慢できず間食などをしてしまったことがあるか」と聞くと、88.1%が「間食した」と回答した。食事制限系ダイエットが主流だが、間食している人が実際には多いようだ。さらに解析を行ったところ、「間食をしていたがダイエットに成功した」割合は87.7%、「間食をせずダイエットに成功した」割合は86.4%となっており、実際には間食ありのダイエットのほうが、成功率が高かった。

 なお、「ダイエット中に間食したもの」について聞くと、もっとも多かったのが「チョコレート」で43.4%。以下「おせんべい類(28.0%)」「大豆系食品(12.9%)」などが続いた。

■管理栄養士 中川明彦氏の解析と提言

 今回の調査結果について、金沢医科大学病院 管理栄養士の中川明彦氏は、「極端な食事制限は好ましくありません」と指摘。「逆に空腹状態が長く続くことで“ドカ食い”に繋がったり、次の食事で不足していた栄養分を体が吸収しようとして余計太る原因に繋がる可能性があります」と説明する。

 さらに一時的に空腹を軽減させる程度の間食であれば有効としたうえで、間食に有用な栄養素として、「たんぱく質」と「食物繊維」が有効であると解説している。調査結果にあったおせんべい類のような炭水化物を多く含む製品やチョコレートなどの脂質や糖分が多く含む食品は、体のエネルギーにはなるが、余った糖質が脂肪として蓄積され、ふだんの食事をバランス良く食べている場合は過剰なエネルギー摂取になるという。一方で大豆系食品は、タンパク質が多く含まれており、間食向きだとのこと。植物性たんぱく質の摂取不足の傾向の人、体型が気になる人にとって有効だとした。

 一般的な健常者では、標準体重1kgあたり1.0~1.2g/日/kgのたんぱく質が必要だ(体重60kgでは1日あたり60g~70g)。大豆製品に含まれるたんぱく質は、必須アミノ酸(体内で合成できないたんぱく質成分)を多く含むため、良質なタンパク質となっている。中川氏も「ダイエットの際は無理な食事制限などはせず、しっかりとした食事と栄養面を考慮することが大事と言えるでしょう」とアドバイスしている。
《冨岡晶》
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