KDDI田中社長、LTE通信障害を謝罪……カバー率についても言及 | RBB TODAY

KDDI田中社長、LTE通信障害を謝罪……カバー率についても言及

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  • 4月27日
  • 5月29日
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 KDDIは10日、4月末および5月末に発生したLTE障害について、影響を受けた顧客に700円を返金すると発表した。同社の代表取締役社長の田中孝司氏は記者会見で、「ご迷惑、ご心配をおかけいたしまして、あらためてお詫び申し上げます」と謝罪した。

 障害は、4月27日、5月29日と5月30日に東京都、神奈川県、山梨県の一部で発生。LTE通信が利用できなくなったり、利用しにくくなったりした。発生した時間が最も長かった5月29日は18時間43分にわたって障害が続き、音声通信サービスにも影響が出た。

 障害は、MME(LTE基地直制御装置)のバグが原因。MMEは、端末の位置登録、認証などを行うLTE設備。フラグメンテーション処理に係るリセットバグとリカバリー処理バグという2つのバグを抱えていた。

 4月27日は、フラグメンテーション処理に係るリセットバグにより、MME内のNW I/Fカード4つのうち3つがダウン。残り1つのNW I/Fカードにアクセスが集中した結果、リカバリー処理バグを誘発し、2つあったMMEの両系がダウン、LTE通信ができない状態となった。

 5月29日の障害は、このバグを解消するための修正ファイル投入中に発生。まず片系のMMEへの修正ファイルの投入中にハードウェア障害が発生、切り戻しを主なうために切断。もう片系のMMEに処理が集中した結果、リカバリー処理バグを誘発し、両系がダウン。LTE通信ができない状態となった。LTE網から3G網に大量の移動機がハンドダウンしたことで、HSS(加入者情報管理システム)が大量の接続通知を受信、当該MMEと一部のHSS間で通信がしにくくなった。その結果、音声発着信やSMSができなくなったり、しにくくなったりする状態となった。

 5月30日は、29日から手順を変えて修正ファイルを投入しようとしたものの、再びリカバリー処理バグを誘発し、またしてもMME両系がダウン、LTE通信ができない状態となった。

 課題として、2つのバグへの対処、運用品質の向上・復旧時間の短縮、切替時の瞬間的高負荷耐性の向上を挙げた。また、現在は、暫定的ではあるものの、安定的な運用ができているとした。

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