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『ネオ・ウルトラQ』は問いかけだけがある不思議な世界

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『ネオ・ウルトラQ』完成披露試写会
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 WOWOWプライムで12日に放送スタートする新特撮ドラマ『ネオ・ウルトラQ』第1話「クォ・ヴァディス」の完成披露試写会が9日、東京・時事通信ホールで行なわれ、主演の田辺誠一と共演の尾上寛之、ナレーションを務める長塚圭史が舞台挨拶に登場した。

 『ウルトラQ』は1966年に放送され、カネゴンやガラモンなど様々な怪獣の登場で怪獣ブームを巻き起こした伝説的番組。『ネオ・ウルトラQ』はその47年ぶりの“セカンド・シーズン”として、WOWOWと円谷プロダクションが共同制作した新作だ。

 田辺は、超常現象研究の実績を持つ心理カウンセラー南風原仁(はいばら・じん)役。「伝説的なドラマの続編に参加できてうれしいです」とあいさつ。田辺は東京世田谷出身で幼い頃、近くにあった円谷プロの倉庫で遊んでいたと明かした。

 また、共演の尾上は怪獣や宇宙人にシンパシーを持つ白山正平(しろやま・しょうへい)役。「怪獣だけではなく人間を深く描きたいと思って大事に作りました。第1話を見て予想以上に映像が素晴らしく世界観もすごいと驚きました」と興奮冷めやらぬ様子だ。

 そして、『ウルトラQ』と言えば石坂浩二によるナレーションが記憶に残る。今回のナレーションは劇作家・俳優の長塚圭史が担当した。「一番に心がけたのは、石坂さんを意識しないこと。監督ごとに全然違う指示が来るのも大変でした」と収録を振り返った。

 全12話で、監督は石井岳龍、中井庸友、入江悠、田口清隆の個性派4人。「SRサイタマノラッパー」で知られる入江監督の回(第3話)は「すごいこだわりで、ひとつの場面を何十回も撮り直しました」(田辺)、「入江監督は『OK』ではなく『惜しい!』って言ってカットする(笑)」(尾上)と、キャストにとっても忘れられない経験になったようだ。

 舞台挨拶には第2話に登場する洗濯怪獣ブレザレンも登場。田辺、尾上、長塚は実物の怪獣に「かわいい」と感激した様子だった。最後に田辺が「この作品にはウルトラマンが出てこないので、Q&AのQ、つまり問いかけだけがある。不思議な世界をじわじわ楽しんでくれたらうれしいです」と視聴者にメッセージを送った。

 『ネオ・ウルトラQ』はWOWOWプライムにて1月12日夜21時00分スタート。第1回は無料放送となっている。
《高木啓》
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