ヤフーとIDCフロンティア、福島県「白河データセンター」稼働開始 | RBB TODAY
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ヤフーとIDCフロンティア、福島県「白河データセンター」稼働開始

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白河データセンター外観(右側は管理棟)
  • 白河データセンター外観(右側は管理棟)
  • データセンター内部
  • 会議室、エントランス
 ヤフーと、グループ会社のIDCフロンティアは1日、福島県白河市の環境対応型大規模データセンター「白河データセンター」の稼働を開始した。

 白河データセンターは、広大な敷地により拡張が容易な地方型データセンターの特長と、郊外型データセンターと同等のネットワークレスポンスを併せ持つデータセンターとなる。白河データセンターの稼働により、拡張余力の乏しい都市型データセンターからの大型移設需要に応えるとともに、万が一の災害に備えた首都圏以外でのバックアップやデータの広域分散を実現するのが狙い。クラウドコンピューティングやストレージサービスの東日本拠点として展開していく予定だ。

 ネットワークの伝送路を最短経路で設計し、中継ノードをできる限り少なくすることにより、東京-白河間のレイテンシは3.5ミリ秒前後と、東京近郊に位置するデータセンターと同等の応答速度だという。また、サーバから出る排熱を冷やすための空調には、冷涼な外気をサーバルームに取り込んで冷却する外気空調方式を採用。「アジアン・フロンティア(福岡県北九州市)」での運用を通じたノウハウをさらに進化させ、複数の空調モードをコンピュータ制御により自動運転し、年間負荷の90%以上を外気冷房で可能とした。

 敷地面積は約25,000平方メートル、延床面積は約8,900平方メートル(1号棟および管理棟など施設含む合計)。
ラック数は約600ラック(1号棟)。なお、今後新たに需要が見込まれることから、2号棟(600ラック規模)の増設もすでに決定している。2号棟については今月着工し、2013年9月末の竣工を目指す。
《冨岡晶》
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