スティーヴン・スピルバーグ、新作映画ではiPhoneを駆使

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2011年12月25日（日） 03時35分

　スティーヴン・スピルバーグは監督最新作『戦火の馬』の制作に、iPhoneを駆使したそうだ。自身のiPhoneで馬の写真を撮っている最中、登場する馬の機嫌を捉えることの大切さを学び、馬を使った仕事の重要性に気付いたとスピルバーグ監督はいう。

　「『戦火の馬』を監督することが決まった時、厩舎に行って、iPhoneを使ってあらゆるアングルから馬たちの写真を撮ったんだ。どれだけの感情を引き出すことが出来るか試してみたんだ」「目や顔からは感情を引き出せないと気付いた時、1歩下がるってみることで馬たちが全身を使ってで表現していることが分かったんだ。だから、どうやって馬を撮るか探るために、iPhone片手にかなりの時間を過ごしたよ」。

　第1次世界大戦時が舞台の同映画で、主人公アルバート役に無名俳優ジェレミー・アーバインを起用したスピルバーグ監督は、自身が以前発掘したクリスチャン・ベールやドリュー・バリモアといったスター達の軌跡をジェレミーが辿っていくことを信じているとCinemablend.comに語った。「クリスチャン・ベールを見つけた時、彼はとても真っ直ぐだたんだ。この子の中にある俳優の才能を否定出来なかったね。ドリュー・バリモアやヘンリー・トーマスも『E.T.』に出演していた時は誠実さがあったよ。僕はただ信憑性を探してるんだ。この子供たちは本物で、僕に対して自分が本物だと納得させてくれるだろうか？ってね。ジェレミーはそうだったんだよ。僕達が見た中でも最も現実的な子供だった。それから馬たちもジェレミーのことがとても気に入っていたよ。馬たちが助けてくれたんだ」。

《RBB TODAY》