「肌年齢」を決める夏の汗対策とは……専門家がケアをアドバイス | RBB TODAY
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「肌年齢」を決める夏の汗対策とは……専門家がケアをアドバイス

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地下鉄の構内やスーパーの中などで暑いと感じましたか?
  • 地下鉄の構内やスーパーの中などで暑いと感じましたか?
  • 汗をかいたあと、どのようなことが気になりますか?
  • 今年の夏は、去年よりも汗を拭いたりシャワーを浴びる頻度は増えていますか?
  • 汗を拭き取ったり洗い流したりすると、お肌の天然保湿成分が失われることを知っていましたか?
  • アミノ酸には、汗などで流された天然保湿成分を補う役割があります。このことをご存知でしたか?
  • 「アミノ酸を多く含むクリームなどを肌に塗ることをおすすめします」と岩崎氏
 メディアインタラクティブは25日、首都圏に住む女性300名を対象として実施した「今年の夏の暑さと汗への対策」の調査結果を公表した。

 まず、夏の肌ケアの代表として、紫外線対策を行ったかどうかを質問したところ、「行っている」(53.3%)、「多少行っている」(32.7%)との回答があり、計86%が夏の肌ケアを意識していたことが明らかとなった。一方、「地下鉄の構内やスーパーの中などで暑いと感じたか」という質問では、「そう思う」(13.3%)、「ややそう思う」(50.7%)の合計64%が暑いと回答。今年は、節電などの影響で、例年より暑くなっていたようだ。

 これを受け、「去年より汗をかいたか」質問したところ「そう思う」(22.7%)、「ややそう思う」(39.7%)を合わせた62.4%が“去年よりも汗をかいた”と回答した。「汗をかくことで気になること」については、「ニオイ」(45.3%)、「べたつき」(40.0%)、「化粧崩れ」(12.0%)の順番でランクインした。また「今年は汗を拭いたりシャワーを浴びる頻度が増えたかどうか」という質問には「増えた」(15.0%)、「やや増えた」(22.7%)を合わせた37.7%が“増えた”という結果になった。

 この調査結果に対して、味の素 イノベーション研究所 フロンティア研究所 先端融合研究グループ長の岩崎敬治氏(工学博士)は「ニオイやベタつきを気にしすぎて、洗いすぎるのが心配です」と指摘する。

 「汗にはニオイの元となる成分が含まれているため、肌の雑菌が作用して体臭につながることがあります。汗をかいたら洗い流した方がいいでしょう。ところが汗を拭きとったり、シャワーで洗い流したりするとき、肌のうるおいを保つ重要な天然保湿成分(アミノ酸)も流れ出てしまうので要注意です。シャワーを浴びる頻度が増え、神経質に何度も洗うと、かえって肌のダメージにつながります」と、注意を呼びかけた。

 肌からアミノ酸が流れ出るのは、意外と知られておらず、アンケートでも、汗を拭きとったり洗い流したりするときに肌の天然保湿成分が流出してしまうことについて、「まったく知らない」(31.0%)、「あまりよく知らない」(46.0%)と、77%の人が知らないと回答していた。また肌のアミノ酸が失われるケースは、アレルギーといった体質、湿度など環境が急激に変化した場合や、石鹸で皮膚を洗った場合など。さらに「40度の湯に10分間つかると角層のアミノ酸が減少する」という研究報告もあるとのこと。

 岩崎氏は「現代は日常生活の多くの場面で、保湿成分のアミノ酸が角層から流出し、肌がダメージを受けやすくなっています。美肌を保つためには、こまめにケアすることが大切だと思います」とコメントし、今が「秋老化」と「秋美肌」の分岐点だと指摘した。

 そのうえで、ダメージ肌のケアとして「実験ではアミノ酸がコラーゲン量を増やすという結果が出ています。つまり、アミノ酸にはアンチエイジングも期待できるというわけです。アミノ酸は肌をよりよい状態に保ち、肌が本来持っている力を発揮するための、基礎的な成分と言えます。紫外線や汗の処置でダメージを受けた肌を、早めにアミノ酸でケアすることをおすすめします」とアドバイスしている。
《冨岡晶》
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