日本デビットカード推進協議会は11日、「お金と衝動買い」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は4月12日～13日で、20～39歳の未婚女性（有職者）500名から回答を得た。女性の多くが衝動買いをしている一方、後悔している人も多いことが判明した。 まず、「貯蓄をしていますか？」と聞いたところ、「している」と答えた人は86％で、「していない」と答えた人は14％だけだった。しかし、貯蓄をしている人に「貯蓄額は理想の貯蓄額に対して多いですか？少ないですか？」と聞くと、「理想より少ない」と答えた人が71％と7割を占めた。貯蓄はしているが、その貯蓄額には理想とのギャップがあるという女性が多いことがわかった。ちなみに「1か月のお給料のうち、出費は収入の何％くらいですか？」という質問に対して、「80％以上～100％未満」と答えたのは23％。また、「100％以上」という人も3％おり、毎月のお給料の全額以上を使っている人もいた。 そこで、つい必要のないものまで買ってしまいがちな「衝動買い」について調べた。「衝動買いをすることがありますか？」と聞いたところ、76％が「ある」と回答。さらに、衝動買いをすることがある人に、その頻度を聞くと、「月に1回以上」衝動買いをしている人（週1回＋月2、3回＋月1回の合計）は47％を占め、“2人に1人が毎月衝動買いをしている”ことがわかった。ちなみに「1年以内に衝動買いをしたもののなかで、もっとも高価だったものはいくらですか？」と聞いたところ、平均金額は「46,861円」だった。 一方で「衝動買いを後悔することがありますか？」と聞いたところ、86％が「後悔することがある」と回答。「衝動買いを減らしたいと思いますか？」という質問にも、「減らしたい」と答えた人は79％と8割にのぼった。結論として“OLは衝動買いを後悔することが多い一方で、衝動買いを減らしたいとも考えている”と言えるだろう。「衝動買いの原因は何だと思いますか？」という質問に対しては、「現物を見ると欲しくなってしまうから」という回答がもっとも多く66％。以下、「セールをしていると買ってしまうから」（46％）、「ストレス解消のため」（36％）、「クレジットカードがあるから」（29％）と続いた。 最後に、デビットカード（J-Debit）の利用者にデビットカードを使う理由を聞いたところ、「ATMや金融機関に行く手間が省けるから」（72％）、「現金を持たなくても買い物ができるから」（54％）に続き、46％と2人に1人が「利用金額が口座残高の範囲内なので、使い過ぎることがないから」との回答があった。同社では「衝動買いに悩む女性にぜひ利用してほしい」とのコメントを寄せている。
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