BBIQトリプルプレイ提供地域を順次拡大――九州通信ネットワーク芦塚日出美社長 | RBB TODAY

BBIQトリプルプレイ提供地域を順次拡大――九州通信ネットワーク芦塚日出美社長

ブロードバンド その他

 九州通信ネットワーク 代表取締役・芦塚日出美氏
  •  九州通信ネットワーク 代表取締役・芦塚日出美氏
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 2009年度のRBB TODAYのブロードバンドアワードで、九州通信ネットワーク(QTNet)の光ブロードバンドサービスBBIQが、九州地域におけるベストキャリア部門およびベストキャリア・サポート部門において2年連続の最優秀に選ばれた。また、キャリア・集合住宅 分譲部門における西日本地区の最優秀にも選ばれている。今回は、同社代表取締役社長の芦塚日出美氏に話を伺った。

――まずは九州地域のブロードバンド事業の概況およびBBIQの直近の動きなどを教えてください。

 九州地域におけるブロードバンド契約回線数は、2009年12月末現在で259万世帯(世帯普及率46%)で、このうちFTTH契約回線数は約134万回線(世帯普及率24%)となり、引き続き拡大傾向にあります。そのなかで、2010年3月末のBBIQ提供エリアは、県庁所在地・指定都市、その他周辺都市など45市28町、提供可能世帯は320万世帯、世帯カバー率は57%となっています。現在の契約回線数は、BBIQ約28万回線、BBIQ光電話約22万回線です。現在、鹿児島地区で取り組んでいるBBIQ光テレビについては約3千回線となっています。

――御社の売り上げに占めるBBIQの割合はいかがでしょう?

 昨年ベースで、BBIQが200億円、法人向けのデータ通信サービスが200億円、電話その他サービスが55億円で、全体としては455億の売り上げとなります。ブロードバンドについては、これまでなかなか収益が出せませんでしたが、今年度からは収益が出る見込みです。一方の法人向けサービスは、銀行、自治体、地場企業等からの引き合いも多く、回線の信頼度で、ライバルであるNTT西日本よりも高い評価をいただいているケースもあります。

――BBIQの次の一手は何でしょうか?

 お客様のニーズに応える各種サービスを充実していくことが大切だと考えています。これまでにもBBIQでは、トータルセキュリティ(ウィルス、迷惑メール対策等をPC 5台まで無料)やメールアドレス(5アドレスまで無料)の標準装備での提供のほか、無線LAN等の設定サービス、高速モバイル接続サービス「BBIQモバイル(EM)」、公衆無線LAN接続サービス「Wi2 300」、電子書籍サービス「電子貸本Renta!」「eBookJapan」など、さまざまなサービスを提供してきました。現在鹿児島地域で提供しているトリプルプレイも重要なサービスの1つですね。これによりBBIQの加入者数を増やすことはもとより、加入者が離れるのを抑止する効果も大きいと考えています。もちろん地デジへの完全移行による加入者増もあると思います。

――光テレビを鹿児島地域以外にも提供していく予定はありますか?

 はい。順次広げていく予定でおります。具体的には、2010年7月から、福岡市とその周辺都市でも提供を開始します。この分野ではJ:COMが直接のライバルになりますが、当社はBSパススルー方式を採用しており、地デジ・BSチューナー内蔵テレビをお持ちであれば、2台目以降のテレビでも地デジ・BS放送の視聴が可能です。このため、2台目、3台目のテレビをお持ちのお客様は、特にその良さがわかっていただけると思います。価格につきましても、十分に競争力がある料金としており、キャンペーンなども順次展開していく予定です。

――今回、BBIQはブロードバンドアワードのキャリア・集合住宅 分譲部門における西日本地区の最優秀にも選ばれています。地方都市では集合住宅よりも戸建て住宅のほうが収益が上がると言われていますが、その辺はいかがでしょうか。

 はい。それは九州エリアでも同様のことがいえます。戸建てや分譲の場合、長期間ご利用いただけるケースが多いので収益を上げやすいのですが、賃貸物件の場合、その性質上、転勤族や学生のお客さまが中心であり、多くの場合2~3年で解約されるため、初期費用の回収が難しくなります。ただし、だから賃貸物件に消極的というわけではありません。賃貸物件のお客さまも大歓迎です。ただ、今後はきちんと収益が出せるビジネス的な仕組みを考えていく必要があると思っています。

――今後の展望、BBIQあるいは御社で何か具体的な取り組みの予定があればお聞かせください。

 私どもは電力系の企業であるため、電力使用量などからも景気動向を見ておりますが、今年に入ってから九州地域の使用量は回復傾向にあります。これは工場や企業の操業が上向いていることを意味しています。また、契約電力量も回復傾向にあります。これはすなわち、操業を停止していた工場が、再開したり、新たな工場が操業を開始したことを意味します。こうした景気動向を背景に、法人向けビジネスなどは着実に伸ばしていけるものと考えています。この分野ではライバルはNTTだけです。他のキャリアさんは、当社の回線を利用していただいているお客さまであったり、ビジネスパートナーであったりしますので。今後の具体的な取り組みとしては、まず、前述のBBIQトリプルプレイサービスのエリア拡大が挙げられます。また、法人向け光電話多回線サービスの提供や、BBIQでの100Mbps超接続サービスの提供も検討しております。

――最後に、総務省が「光の道構想」についてヒアリングを行いました。これについて率直なご感想をお願いします。

 NTT1社に全部任せるといった考えがあるとも聞いていますが、これには反対です。競争が起きない状態は健全ではありません。まして、インフラが寡占化するのはいかがなものかと思います。100%のエリアでブロードバンド化を図るという考え自体には賛成する部分も多いのですが、都市部はともかく、郡部まで考えると、それは必ずしも光でなくてもいいのではないかと考えています。民間を利用して、競争を促しながら実現していくのが健全な姿だと思います。
《RBB TODAY》

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