産総研、“人に優しい3D”のためのガイドラインとデータベースを公開 | RBB TODAY

産総研、“人に優しい3D”のためのガイドラインとデータベースを公開

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3DC安全ガイドラインの主な内容
  • 3DC安全ガイドラインの主な内容
  • 3D生体影響文献抄録集の主な内容
 産業技術総合研究所(産総研)は19日、“人に優しい3D”のためのガイドラインとデータベースを公開すると発表した。

 産総研と電子情報技術産業協会(JEITA)は、2009年11月30日より経済産業省から委託を受け、「快適3D基盤研究推進委員会」を設置し、「快適3D基盤研究推進プロジェクト」を推進していた。今回3Dコンソーシアム(3DC)と共同で「3DC安全ガイドライン」、および業界別、社内向けガイドライン策定のベースとなる「3D文献抄録集」を新たにまとめたとのこと。これらに加え、資料集として定評のある1999年6月発行のJEITA「3次元映像のガイドライン試案」を広く公開し、快適な3D普及の一助とする。

 ここ最近、映画「アバター」の大ヒットともに、家庭用3Dテレビに関する具体的製品が多数発表されるなど、3D映像に対する関心が高まっている。一方で、その没入感の高さなどから、3D酔いなど健康面への影響が指摘されている。産総研では、今後3Dを一般家庭で安心快適に楽しんでもらうために、“人に優しい3D”実現の基盤となるガイドラインとして、これらの資料を公開するとしている。

 ガイドラインは「視聴者に周知すべきガイドライン」「コンテンツ制作者のためのガイドライン」「製造者のためのガイドライン」などで構成され、その他、ガイドラインの活用のための基礎知識をNoteとして記述した内容となっている。3D生体影響文献抄録集は「3D映像特有の視覚疲労」「映像酔い」について言及されたものとなっている。

 ガイドラインとデータベースは4月20日より、JEITA、産総研、3DCの各ホームページで順次公開される予定。簡単なアンケートに答えることで、誰でもダウンロード可能となっている。快適3D基盤研究推進委員会では、これらの成果をもとに今後も検討を進め、ISO(国際標準化機構)に年度内に国際標準として提案するとともに、安全ガイドラインの改良も継続的に進めていく予定。
《冨岡晶》

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