2015年のデジタル新聞市場は130億円、デジタル雑誌市場は105億円 〜 シードP調べ | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

2015年のデジタル新聞市場は130億円、デジタル雑誌市場は105億円 〜 シードP調べ

エンタープライズ その他
新聞デジタル化全体市場とデジタル新聞市場予測(単位:億円)
  • 新聞デジタル化全体市場とデジタル新聞市場予測(単位:億円)
  • 雑誌デジタル化全体市場とデジタル新聞市場予測(単位:億円)
 シード・プランニングは3日、Amazon KindleやApple iPadなど、電子閲覧端末の登場で注目を浴びる「デジタル新聞」「デジタル雑誌」市場についての調査結果を発表した。

 調査対象は、朝日新聞社、ウェイズジャパン、神戸新聞社、産経デジタル、電通、凸版印刷、日本経済新聞デジタルメディア、日本雑誌協会、富士山マガジンサービス、モバイルブック・ジェーピー。この調査では、2015年のデジタル新聞市場は130億円、デジタル雑誌市場は105億円と予測している。なお本調査の結果は「新聞・雑誌デジタル化の現状と今後の方向性」として、同社より発売中(164ページ、税別95,000円)。

 まず新聞デジタル化市場は、法人向けデータベースサービスを主体とする市場であるが、2002年頃から携帯コンテンツサービスが普及し、2007年まで拡大したが、2009年までデジタル新聞の有料サービスを提供する事業者は少なく、デジタル新聞市場は本格的に立ち上がっていない。しかし、2010年春に開始が予定されるデジタル新聞サービスが順調に立ち上がれば、その他の新聞社が同様のサービスを開始すると予測。そのうえで、今後、サービス数の増加・拡大とスマートフォンなどの電子閲覧端末の普及によって、2015年にはデジタル新聞市場は130億円となり、新聞デジタル化の全体市場は1,125億円に拡大すると、同調査では予測している。

 雑誌デジタル化市場も、法人向けデータベースサービスを主体とする市場であるが、2002年頃から携帯コンテンツサービスが普及し、その販売が市場拡大に貢献。2009年後半よりサービス事業者の市場参入が目立ってきたという。2010年以降に出版社で雑誌データベースが構築・整備されることで、デジタル雑誌数の増加が予想されるため、2015年にはデジタル雑誌市場は105億円となり、雑誌デジタル化の全体市場は350億円に拡大すると、同調査では予測している。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top