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丸紅情報シス、総合的な仮想化システム基盤パッケージ「MVP」の販売を開始

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MVPのシステム構成
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 丸紅情報システムズ(MSYS)は18日、仮想化技術を利用したITシステム基盤構築に必要なシステムをパッケージ化した仮想化インフラパッケージ「MVP(エムヴイピー、MSYS Virtualization Package」の販売を開始した。

 「MVP」は、「VMware」「サーバ」「ストレージ」をパッケージ化したソリューション。「MVP」の仮想化環境のシステム基盤は、ヴイエムウェア社製仮想化ソフトウェア、日本ヒューレット・パッカード社製サーバシステムおよびネットアップ社製ストレージシステムで構成されており、組み合わせの動作についてはMSYSで事前に検証を行う。また、「MVP」では、運用において需要の多いデータのバックアップシステム、監視システム、MSYSの自社データセンターを活用した各種クラウドサービスもオプションで提供する。運用環境で求められる機能も動作検証済みのシステムとしてオプションにて提供することで、構築だけにとどまらない総合的な仮想化インフラ環境活用のニーズに対応するとのこと。

 「MVP」の基本パッケージの構成概要は、ヴイエムウェアの仮想化ソフトウェア「VMware ESX(ヴイエムウェア イーエスエックス)」、VMware管理ソフトウェア「VMWare vCenter(ヴイエムウェア ヴイセンター)」。日本ヒューレット・パッカードのラックマウント型サーバシステム「DL360G6」3台から(機器仕様:クアッドコアXeon2.66GHz×2、メモリ20GB、1ギガビットイーサーネットポート×6)。ネットアップのストレージシステム「FAS2020A」(機器仕様:300GB HDD12本搭載Windows(CIFS)、UNIX/LINUX(NFS)接続対応)。「MVP」の最小構成価格は700万円(税抜)〜。

 バックアップオプション構成概要は、用途別に次の3方式が用意されている。「オプション1 瞬時の障害復旧を目的とするディスクバックアップタイプ」は、ネットアップのストレージシステム増設ディスク(機器仕様:300GB HDD12本搭載)と非同期データ複製ソフト「SnapMirror(スナップミラー)」。「オプション2 非重複化技術によりコスト効率を高めたディスクバックアップタイプ」は、EMCジャパンの重複データ排除機能付きディスクバックアップシステム「DD610」とシマンテックのバックアップソフト「Veritas NetBackup(ベリタス ネットバックアップ)」。「オプション3 可搬性に優れたテープメディアを利用したテープバックアップタイプ」は、日本クアンタムストレージのテープバックアップシステム「SuperLoader3(スーパーローダー3)」、シマンテックのバックアップソフト「Veritas NetBackup(ベリタス ネットバックアップ)」となる。

 さらに仮想化環境の死活監視オプションとして、CAのパフォーマンス管理ソフトウェア「CA eHealth(シーエー イーヘルス)」、および構成・障害・死活管理ソフトウェア「CA Spectrum(シーエー スペクトラム)」などが用意されている。データ保管量に応じた従量課金のクラウド型データバックアップサービスでは、運用中の「MVP」のデータを、インターネット等を介してMSYSのデータセンターにバックアップし万が一の災害から保護することが可能。

 「MVP」を活用することで、仮想化環境の情報システム構築に最適なハードウェアおよびソフトウェアの選定や事前の動作検証が不要になるため、短期間で構築が可能になる。MSYSでは、「MVP」のような仮想化環境構築を支援する商品を拡充し、需要の増大する仮想化システム構築事業の拡大を目指すとのこと。

※[訂正]初出時の発表より記述の変更があったため、より正確を期すため、図版を差し替えました。
《池本淳》
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