ニフティ、研究者の支援目的で高機能コンピュータを開放 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ニフティ、研究者の支援目的で高機能コンピュータを開放

エンタープライズ その他
PRIMEPOWER HPC2500
  • PRIMEPOWER HPC2500
 ニフティは15日、同社が保有しインターネットサービスの運営で活用している高機能コンピュータ「PRIMEPOWER HPC2500」の処理能力の一部を開放する研究活動支援プログラムを開始した。

 「PRIMEPOWER HPC2500」は、富士通製の大規模並列スカラ型スーパーコンピュータ。CPUにSPARC64 V(2.08GHz)×64を採用、理論ピーク性能は2.08GHzタイプ:8.32GFLOPSとなる。このプログラムは、研究活動のために高い計算能力を持つコンピュータを必要とする大学研究室や非営利団体の研究機関を対象に、所有コンピューターの処理能力の一部を有償で提供するもの。利用希望者はインターネット経由で申し込みをでき、「Linux OS」が稼働する64CPU/512GBメモリの研究環境を、研究機関向けの特別価格で利用できる。「PRIMEPOWER HPC2500」が持つ大規模並列CPU処理能力を利用することで、利用者は広大なメモリー容量を必要とする解析処理や各種シミュレーションを効果的に行うことができる見込みだ。

 対象者は、大学の研究室や非営利団体の研究機関など。利用申し込み開始日は2009年12月15日から。利用料金は2万円(税込)からを予定しており、12月15日〜2010年3月31日のトライアル期間は無償提供の予定。利用環境により価格が変わるため、利用時に詳細を相談する形となる。利用希望する研究機関は、「hpc.list@nifty.co.jp」にメールにて問い合わせのこと。

 なおニフティはこれまでも、提供サービスの品質向上や新規サービス開発のため、コンピュータ「PRIMEPOWER HPC2500」を使いさまざまなデータ解析を行っている。また同社は2007年10月に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)などで寄附講座を開講している。

※[訂正]初出時の発表より記述の変更があったため、より正確を期すため内容を訂正いたしました。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top