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イー・アクセスとイー・モバイルが経営統合

エンタープライズ モバイルBIZ
 イー・アクセスは7日、イー・モバイルと株式交換を行い、経営統合することで合意したことを発表した。

 イー・アクセスは、創業5年目の2004年11月に東京証券取引所市場第一部へ上場。最近では、2008年9月1日よりDSLのホールセール事業者であるアッカ・ネットワークスを連結子会社化し、2009年6月の同社の吸収合併を経て、ホールセール事業を完全統合した。なお、ISP事業を含めた加入者数は、2009年9月30日時点で約250万人となっているという。一方、同社が38.3%の議決権を保有する持分法適用関連会社であるイー・モバイルは、2005年11月に1.7GHz帯の携帯電話事業免許の認可を受けて携帯電話サービス開始に向けた準備を順調に進め、2007年3月にデータ通信サービス、2008年3月に音声サービスを開始。2009年7月24日からは、3.5世代では現在最速である下り最大速度21Mbpsのモバイルデータサービスを開始している。

 イー・モバイルは、データ通信サービスを開始してから約2年後の今第1四半期(2009年4月から6月)にEBITDA(減価償却前営業利益)がプラスに転じ、2009年11月には累計契約数が200万契約を突破しているという。このように、業績にあたえる影響がより増大しつつあることから、早期に経営統合により両社を結合して、イー・モバイルの業績を連結財務諸表に反映することが、グループの実態に即していると考えられること、イー・アクセスのもつキャッシュフローおよび安定した財務基盤を通して、投資ステージから成長ステージへと進んでいるイー・モバイルの財務基盤をいっそう強化させ、さらなる成長へと加速させること、などが、今回の経営統合に至った理由であるとしている。

 両社は2010年1月中旬を目途に、最終的な経営統合比率をはじめとした本経営統合の詳細につき決定・合意した段階で、両者間で正式契約(株式交換契約)を締結する予定。最終的には2010年3月31日での経営統合を目指す。経営統合の方式は、イー・アクセスが株式交換完全親会社、イー・モバイルが株式交換完全子会社となる株式交換により行われる。
《冨岡晶》
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