KDDI研究所は、パシフィコ横浜で開催の「Embedded Technology 2009」(18日〜20日開催)にて、「AndroidでSTBと携帯を連携」と題し、今月13日に発表したAndroid搭載STB(セットトップボックス)の試作品を展示していた。 映像、Web、アプリケーションなどの機能を1台のSTBで実現するというもので、VOD、IPマルチキャスト放送、IPTVフォーラム準拠の映像機能をもつ。 ブースでは、STBと携帯電話上のDalvik VMで同じアプリケーションが動作する例として、Android搭載STBと携帯電話(開発者用の)の双方で同じゲームを動作させるデモを行っていた。 また、近距離無線転送技術であるTransfer Jetを利用して、STBのコンテンツを携帯電話に転送するようすも紹介された。実用化すれば、相互にコンテンツの交換・連携を高速で行うことが可能となり、かざすだけの操作で、たとえば、STBより楽曲や動画を携帯に転送し、容易にもち歩くことが可能になるという。