NEC、簡易センサーによる農業ICT化ソリューションを販売開始 | RBB TODAY
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NEC、簡易センサーによる農業ICT化ソリューションを販売開始

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農業ICT化ソリューションのサービスイメージ
  • 農業ICT化ソリューションのサービスイメージ
  • イーラボ社のフィールドサーバ
 NECは4日、イーラボ・エクスペリエンスとの連携により、農業のICT化を支援するサービスを検討する通信事業者向けに、あらたにソリューションの販売を開始した。

 イーラボ社は、センサーネットワーク応用システムの設計・製造・コンサルタティングに強みを持っている会社で、農業をはじめとする資源・食料・環境・教育などの分野にさまざまなサービスを提供している。今回発表されたソリューションは、NECの通信事業者向けサービス基盤「NC7000シリーズ」とイーラボ社の簡易計測機器システム「フィールドサーバ」を組み合わせて提供。農園の温度、湿度、日照時間、作物の生育状況などをリアルタイムに監視し、収集したデータを一元管理/分析することによって、農業の生産性向上や収穫量や品質の安定化を支援する。

 イーラボ社のカメラとセンサーと通信装置を一体にした屋外用簡易計測機器システム「フィールドサーバ」を農園に設置。搭載しているカメラは、360°回転/22倍ズームで撮影可能であり、ネットワーク経由で農園の状況を監視できる。NECの通信事業者向けサービス基盤「NC7000シリーズ」が「フィールドサーバ」からネットワークを通して撮影した映像や計測したデータを蓄積・管理することで営農記録、育成環境を簡単に把握。さらに、これらのデータと、データベース化した農業ノウハウのマッチング機能により、収穫適期や施肥・防除のタイミング、品質の予測を実現。また、認証機能により、これらの情報から必要な情報だけを、生産者、流通管理者、消費者などの閲覧者に応じて公開することが可能だという。

 本ソリューションは、本年11月から出荷開始予定。今後3年間で100システムの販売を目標とするとのこと。なお、価格は、システム導入規模や要求仕様により異なるため、個別見積もりとなる。また、当ソリューションは、本年11月5日から6日まで東京国際フォーラムで開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2009」に出展される予定。
《冨岡晶》
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