【インタビュー】「ディスプレイのマルチタッチは一種のギミック」——米アップル | RBB TODAY

【インタビュー】「ディスプレイのマルチタッチは一種のギミック」——米アップル

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 液晶一体型のマシンは各ベンダーがリリースしているが、ユーザーの反応はいまひとつだ。Windows 7の登場に合わせ、マルチタッチをウリにする製品も見られるが、「(ディスプレイのタッチ操作は)ある種のギミックでしかない」と言い切るのは、米アップルの担当者。新製品の発売に自信を見せている。

 26日、編集部では製品アピールのために来日した米アップルのデスクトップ、ノートブックの担当者にインタビューした。

 すでに報道しているように、同社は21日、新しいiMac、Mac mini、MacBook、Magic Mouseを発表した。iMacでは21.5V型のほかに、27V型という巨大なディスプレイ一体型の製品もラインアップする。Core i5、Core i7版は11月発売予定だ。会見で担当者が強調した点はいくつかあるが、重要視していたのはディスプレイだ。

 「ソフトやコンテンツへのアクセスは必ずディスプレイを介して行われる。フラットパネルのiMac時もディスプレイを重視していた。今回は非常に豪華になっており、端から端までガラスを使ったデザイン。ディスプレイまわりの余計なものも極力省かれている」「先進的なテクノロジーとして、即座に明るくなるLEDバックライトの使用や、視野角も広く色が変わらないIPSテクノロジーを採用している。背面に眼を向けると完全にアルミでできており、つぎめがなく一体化されている」。

 他ベンダーのタッチ式の一体型製品を見ると、製品自体をダイニングに置きコミュニケーションの道具にしようというコンセプトを打ち出したものもある。今回のiMacはどんなメッセージがあるのだろうか?「(ディスプレイが大きくなったからといって)我々は、必ずしもリビングでの使用を想定しているわけではない。リビングでの使用については、別の製品、つまりApple TVがある。iMacは書斎や寮で使うとか、あくまでコンピュータとして楽しんでほしい」(米アップル 担当者)。ターゲットはコンシューマだ。「誰もが究極な一体型のコンピュータを求めていると思うが、そういう意味ではこれは世界最高のデスクトップだ」(同)。なお、冒頭のマルチタッチについては「一種のギミックであると思う。コンピュータを操作する上でそれが本当にやりやすいかというと、そいうではないと思う」と、Windows 7がさかんに宣伝しているマルチタッチを一蹴する形に。「キーボード、それからマルチタッチのテクノロジーを使ったマウスを使って、より自然にやりとりができる仕組みを作ったつもりだ」と回答した。

 熱についてはどうか?「高性能のプロセッサーを使った設計でありながらも、ディスプレイのサイズが効いている。LEDが薄いので、コンポーネントの隙間を空けることができる先進的なデザインになっている」という。ファンは搭載されているが、アイドル状態で18dBであるという。

 最近では若い女性が購入していく傾向も強くなっており、これは日本特有の傾向だという。

 一方で「Macのラインナップのなかでももっともよく売れた製品」(担当者)というMacBookは、MacBook Proのフィーチャーを取り入れて刷新した製品ということができる。ポリカーボネートのユニボディー筺体、LEDバックライト、7時間駆動のバッテリー、マルチタッチトラックパッド……。「非常に綺麗な継ぎ目のないデザインになっており、丸みをおびた形状が美しい。しかも前世代よりも軽量化されており2.13kgだ」。同製品は98,800円とはじめて10万円をきっているのも特徴だ。「(MacBookは)これまで一番よく売れた製品だが、内蔵型の長時間駆動のバッテリー、ユニボーディーなど、今まで以上に人気がでるだろう」と自信たっぷりだ。
《RBB TODAY》

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