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OKIネットワークス、フォーミュラ・ニッポンでチーム内通話システムの実地試験を開始

エンタープライズ モバイルBIZ
「F-PROJECT」サイト(画像)
  • 「F-PROJECT」サイト(画像)
  • ユニファイドコミュニケーションのメリット(「SS9100」紹介サイトより)
  • システムの構成図
 OKIネットワークスは17日、IPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100 TypeM」(SS9100)による、“フォーミュラ・ニッポン”のドライバーとピット間での通話システムの実地試験を開始したことを発表した。

 チームは、NTTドコモがメイン・スポンサーとなる“フォーミュラ・ニッポン”の「DOCOMO TEAM DANDELION RACING」。ドコモでは、FOMAの通信品質の向上とともに実験成果の新商品への応用などを目的とした「F-PROJECT」を推進しており、本プロジェクトでは、「DANDELION」のフォーミュラマシンにFOMAの通信機材を搭載し、最高時速300kmを超える超高速走行や、急加減速、高温、振動といった「過酷条件下」においてさまざまな通信実験を行うことで、通信技術を進化させる先進的な取り組みを進めている。ドコモでは、既存のフォーミュラ・ニッポン用通話システムの更改を機に、将来的にはIP技術を活用したさまざまなコミュニケーションなど、顧客に対する多様なサービス提供を視野に入れ、あらたな通話システムの導入の検討を重ねていた。

 「SS9100」は、最大20,000ポートを収容可能な、大中規模オフィス向けのIPテレフォニーサーバ。今回「SS9100」や3G/無線LANデュアル端末、「Com@WILLソフトフォン」など多彩な端末によるユニファイドコミュニケーションを多くの企業に提供してきた実績が評価され、導入に向けた実地試験を開始することとなった。試験を進めている「SS9100」による通話システムは、ドライバーとピット内にいる監督・エンジニア・メカニックの最大60名がPHS対応のヘッドセットを介して常時接続し、同時に通話するために使われる。OKIネットワークスでは「SS9100」とPHS基地局(IP対応)約20台を、レースごとに会場のピット内に設置し、マシンの走行において実際に通話システムを使って通話を行うことで、電波状況や通話品質などの検証を行うとしている。この通話システムには14の通話グループが用意されており、各通話グループでは最大7名が同時に通話できる。また、これらの通話グループは、監督とドライバーが通話できるグループや、監督からクルーに指示を出すグループなど目的ごとに区分されており、監督・エンジニア・メカニックはヘッドセットのトークスイッチを押下することで、自在な通話グループの切り替えを瞬時に行うことができる。また、マシンとピットとの間はFOMAネットワークで結ばれ、ドライバーはFOMAネットワークを介して通話システムに参加し、監督・エンジニア・メカニックとの通話を行う。

 なおOKIおよびOKIネットワークスは、ドコモが推進する「F-PROJECT」の主旨に賛同し、「DANDELION」に対しスポンサー協賛も行うとのこと。「SS9100」による通話システムおよびスポンサー協賛については、10月6日〜10日に幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2009」(展示ブース4ホール 4B08)において、マシン展示とともに走行時の通話デモンストレーションも交えて紹介される予定。
《冨岡晶》
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