NECエレとルネサス、事業統合を開始 〜 東芝抜き、世界3位の半導体会社が誕生
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NECエレクトロニクスは2002年にNECから、ルネサスは2003年に日立製作所および三菱電機からそれぞれ分離独立する形で設立された半導体専業企業。マイコンを中心におのおのが事業を行っていたが、世界的な半導体市場の競争激化に対応するため、事業を統合する。両社は、成長分野として力を入れているシステムLSI(SoC:System on Chip)製品については、NECエレクトロニクスがデジタル民生向けのソリューションに、ルネサスが携帯電話や自動車向けのソリューションに強みを持つなど、両社の得意分野や注力分野が異なることから、今後、それぞれの強みをいっそう強化するような開発リソースの選択と集中を行って、マイコンと同様に世界的な競争力を持つ、強い製品を育てていくとしている。両社はマイコン分野では世界第1位と第2位。
なおiSuppliの調査による「2008年世界半導体マーケットシェア・ランキング(確定値)」などでは、インテルが世界1位(収益339億9500万ドル)、サムスン電子が2位(196億9100万ドル)、東芝が3位(121億8600万ドル)で、ルネサスは6位(80億100万ドル)、NECエレクトロニクスは11位(57億4200万ドル)となっている。合併後の概算収益は137億4300万ドルとなるため、統合後の新会社は、東芝を抜き世界3位の半導体会社となることとなる。NECエレクトロニクスとルネサスは、2010年4月1日を目処に事業を統合し、統合後の新会社の上場を維持することを検討の前提としているとのこと。両社の統合比率については、今後実施予定のデューデリジェンスなどの内容を踏まえて契約締結までに決定し、決定次第公表される。NECエレクトロニクスとルネサスの両社は、2009年7月末を目処に、事業統合のための契約を締結する予定。
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