初対面でも会話バッチリ? 〜 NECが会話のきっかけを見つけ出すシステムを開発 | RBB TODAY

初対面でも会話バッチリ? 〜 NECが会話のきっかけを見つけ出すシステムを開発

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空間演出メディア「ActiveAvatar(アクティブアバター)」
  • 空間演出メディア「ActiveAvatar(アクティブアバター)」
  • 屋内位置管理システム「SmartLocator」
 NECは27日、人々のコミュニケーションを活性化するシステムとして、空間演出メディア「ActiveAvatar(アクティブアバター)」を試作したことを発表した。慶應義塾大学との共同実験により有効性も検証したとのこと。

 今回開発された「ActiveAvatar」は、ディスプレイの前に集まった複数の利用者それぞれのアバターや名前、所属、トピック情報などをディスプレイに自動的に表示することで、利用者が初対面でも話しやすい雰囲気を作り出し、気軽なコミュニケーションの“きっかけ”を提供するシステムとのこと。ディスプレイと一体化されたタッチパネルの操作により、簡単にプロフィール交換を行うことができる。このシステムは、利用者の情報が蓄積されたサイバー空間と、共用ディスプレイの前にいる利用者が他の人と交流するリアル空間をつなぐことで、従来IT化が進んでいなかった、リアル空間でのコミュニケーション活性化を促進する新たなソリューションを目指して開発したもの。異業種交流会をはじめとする知的創造空間や、オフィスの休憩スペース、セミナーやイベント併設の懇親会などにおける活用が期待されるという。

 「ActiveAvatar」システムは、「ディスプレイ近辺にいる利用者の情報を的確に表示する」、「プロフィール情報を交換して人脈図を作成する」という2つの機能で構成されている。利用者の位置情報はNECの屋内位置管理システム「SmartLocator」、および新たに開発した名札型の測位端末で検出される。ディスプレイに取り付けた赤外線発信機からのID情報を、利用者が身に着けた測位端末で受信し、無線基地局経由でサーバーにID情報を通知する。ディスプレイの近くにどの利用者がいるかをシステムが自動把握し、事前に登録された各利用者の名前や所属、トピック情報をアバターとともに共用ディスプレイに表示する。これらにより、利用者は端末をかざしたり、自分の場所を意識することなくシステムを利用できるとのこと。また、利用者は、ディスプレイ上のタッチパネルを操作してプロフィール交換が可能。タッチパネルの操作に基づいて、サーバーがそれぞれの利用者に相手のプロフィール情報をメール送信し、その後の継続的な遠隔コミュニケーションを支援する。また、利用者同士のプロフィール交換履歴を管理し、人脈図として出力・表示する機能も提供する。

 NECではこれまでに、システムの有効性を検証するため、慶應義塾大学と共同で社会実験を実施してきた。この実験では、展示会の休憩コーナーや異業種交流会において、実際にシステムを設置し、来場者同士のコミュニケーション創出を行い、異部門の人同士を引き合わせることで、コラボレーションマッチングの効果を発揮することを確認したとのこと。また、オフィス空間での有効性を検証するために、NECネッツエスアイ本社の「EmpoweredOffice Center」にシステムを設置し、来場者による利用実験を実施する。今後これらの社会実験で得られた結果に基づき、コミュニケーションを活性化させる空間演出メディアのソリューションを具体化していく予定だ。
《池本淳》

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